国立大学法人 岡山大学

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馬建鋒教授、山地直樹准教授がトムソン・ロイター社「2015年高被引用論文著者:論文の引用動向分析による、影響力の高い科学者」に選出

2016年03月03日

 トムソン・ロイター社がその年の最も注目を集めた研究者を選定する「論文の引用動向分析による、影響力の高い科学者」(2015年)に、本学から資源植物科学研究所(IPSR)植物ストレスグループの馬建鋒教授、山地直樹准教授が選出されました。本学からの選出は今回が初めてであり、一度に2人の選出は極めて画期的なことです。
 「高被引用論文著者(Highly Cited Researchers)」は、科学研究の各分野において高い影響力を持つ科学者を論文の引用動向から分析したもので、今回は全世界で3,126人の科学者が選出され、日本の研究者は80人が選出されています。
 馬教授と山地准教授らはこれまでに、植物が受けるさまざまなストレスのうち、栄養不足や有害金属の過剰などを含むミネラルストレスに対して植物が持つ耐性機構の解明に取り組んでいます。特に植物がどのようにして生育に必要な栄養分を獲得し、各器官へ輸送するか、また有害な金属をいかにして無毒化するかについて圃場レベルから遺伝子レベルまでの研究を精力的に行っており、この世界を先導する研究成果が今回の選出につながったと思われます。
 本学は、平成25年8月に文部科学省が日本のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)の一つであり、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」としての高い研究力を有しています。また植物学分野では世界を先導するホットな研究に数多く取り組んでいます。今回の馬教授、山地准教授の選出はこれまでの研究力強化・促進の取り組みが評価された点であると同時に、より世界をリードし、社会に研究成果を還元できる研究組織体制の充実を図っていく予定です。

論文の引用動向分析による、影響力の高い科学者(トムソン・ロイター社):
http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2016/Scientific-Minds-2015/

【本件問い合わせ先】
岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)執務室
TEL:086-251-8919

(16.03.03)


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