国立大学法人 岡山大学

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熊本地震への災害支援ボランティアについて

2016年04月28日

学生のみなさんへ

4月14日と16日に発生した「平成28年熊本地震」にともなう被害は、熊本県、大分県を中心に、人命や社会資本などが大きな被害を受けました。現在も行方不明者の捜索やライフラインの復旧がままならない状態が続いており、余震やその後の荒天による土砂災害の発生など、二次災害の危険が高い状態が続いています。他方で、新幹線や一部の高速道路は復旧しましたが、発災以前に比べ列車本数や速度、車線が制限され、輸送能力が元通りになったわけではありません。

発災直後から、学生のみなさんのなかには、「現地でボランティアをしたい」との思いを強くしている人も少なくないと思います。そのように被災した人々に共感し、支援をしたい気持ちを持つことは大変重要なことです。すでに、マスコミ報道やインターネット、SNSなどを通して、被災地各地で災害ボランティアセンター(VC)が開設され、ボランティアが被災地の支援に訪れていることも報じられています。他方で、多くの災害VCでは、九州への緊急車両や救援物資の輸送を最優先とし、不要不急の車両の九州への流入を抑制する観点から、県内や九州在住者に募集を限定しています。

このような段階では、現地に赴いてボランティア活動を行ったり、現地に現金や物資などを直接送ったりすることが、かえって迷惑をかけてしまうのではないかという事も我々は考えなければいけません。また、現地の役所・役場、災害VCに直接電話をかけて問合せを行うことで、現場の業務の混乱を助長することも考えるべきでしょう。

状況が落ち着いたら、必ず、長期的なボランティア支援の要請が被災地から求められ、学生のみなさんだからできる活躍の場が訪れます。それまでは、特別な訓練を受けた警察、消防、自衛隊や、経験豊富なNPOやNGOなどによる災害救援を見守りましょう。
いまは、学生のみなさんは岡山の地で出来ることを行い、いずれ現地で活躍の場が訪れた時「自分たちに何ができるか」を考えることが大切です。

大学としても、学生のみなさんの温かな被災地への思いを大切に、また、今回の地震災害を教訓とし、学生のみなさんの教育・学修、研究の機会が広がり、深まるような取り組みを現在検討しており、そう遠くない時期に、お知らせすることにしています。
それまで、岡山大学生として、被災地に思いを致し、求められる時を待ち、深く思考し、学友と熟議し、自分自身を磨くための時間を大切に、日々の学修に取り組んでほしいと考えます。

平成28年4月28日
国立大学法人岡山大学 理事・副学長(教育担当) 許 南浩

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