国立大学法人 岡山大学

LANGUAGE
ENGLISHCHINESE
MENU

学士力向上のための教育システム・授業改善について討論 中国・四国地区大学教育研究会を開催

2016年06月23日

 大学等での教養教育に関する研究を目的とした中国・四国地区大学教育研究会が6月11~12日、本学創立五十周年記念館と一般教育棟で開催されました。この研究会は、中国・四国地区の国公私立大学及び短期大学44校が会員となり、昭和28年から毎年度、当番校により実施されています。64回目となる今回の研究会は、本学を開催校に「学士力向上のための教育システム・授業改善」をメインテーマとし、36大学から教職員・学生ら約170人が参加しました。
 11日は、今回の大学教育研究会会長でもある本学の森田潔学長による開会挨拶の後、実行委員長を務める本学の許南浩教育担当理事が研究会の趣旨やメインテーマを説明。新しいプラットフォームの導入を柱とした本学の教育改革について述べました。
 基調講演では、帝京大学高等教育開発センターの加藤かおり教授が学習成果の質を重視する教育システムについて、大阪市立大学大学教育研究センターの渡邊席子准教授が、同大で実施しているアクティブ・ラーニングの事例について紹介しました。
 パネルディスカッションでは、山口大学大学教育センターの朝日孝尚センター長、広島修道大学人文学部の池田幸夫教授、本学学務企画課の吉田昌彦主任、同理学部2年の萩原聖夜さん、同工学部2年の大西隼也さんがパネリストとして登壇。教育システムや授業改善に関して、学修成果の可視化システムやイメージ変化法を用いた授業改善、職員視点での授業改善、学生発案型授業から見る学生のニーズなどの事例を報告。基調講演の講師2人と許理事がパネリストに加わり、熱心な討論を行いました。
 12日は、人文・社会科学、自然科学、情報教育、英語、初修外国語、日本語・日本事情、保健体育、実践型社会連携教育の8分野に分けた分科会を開催。各分科会では、法学教育における授業改善、e-learning教材を活用した情報リテラシー、日本人学生と留学生とのインタラクティブな授業など幅広い事例発表・話題提供をもとに、白熱した議論が繰り広げられました。
 この研究会は、来年度、香川大学を会場に開催される予定です。

【本件問い合わせ先】
 学務部学務企画課総務・企画グループ
 TEL:086-251-8430

(16.06.23)



年度