国立大学法人 岡山大学

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自然生命科学研究支援センターの宮地孝明准教授がAMEDの革新的先端研究開発支援事業に採択

2016年11月09日

 本学自然生命科学研究支援センター ゲノム・プロテオーム解析部門の宮地孝明准教授が9月16日、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の平成28年度「革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST、PRIME)」に採択されました。
 本事業は、革新的な医薬品や医療機器、医療技術等を創出することを目的に、国が定めた研究開発目標の下、大学等の研究者から提案を募り、組織の枠を超えた時限的な研究開発体制を構築して研究を推進するもので、「微生物叢(そう)と宿主の相互作用・共生の理解と、それに基づく疾患発症のメカニズム解明」、「メカノバイオロジー機構の解明による革新的医療機器及び医療技術の創出」、「画期的医薬品等の創出をめざす脂質の生理活性と機能の解明」の3課題に分かれています。
 今回、宮地准教授は「画期的医薬品等の創出をめざす脂質の生理活性と機能の解明」(PRIME領域)で、事業総応募件数278件の中から採択された24件に選ばれ「プリン作動性化学伝達を制御する機能性脂質代謝物の同定とその分子メカニズムに基づく創薬基盤の構築」をテーマに、平成31年度までの3年半にわたって研究を行います。
 今回の採択を受けて宮地准教授は、「本研究課題では、プリン作動性化学伝達を制御する機能性脂質代謝物を同定し、そのメカニズムに基づく新しい創薬基盤の構築を目指します。分子標的型の画期的な医薬品を開発できるように、精一杯頑張ります」とコメント。本学の強みである基礎科学と医歯薬学分野融合を基に精力的に研究を押し進めることとなります。
 本学は、平成25年8月に文部科学省が全国の大学・研究機関から選定した「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)の一つであり、世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」を目指しています。今後も研究力の強化促進を図り、社会が求める研究開発とともにそれを支える基礎科学研究の基盤強化などを推進していきます。

【本件問い合わせ先】
自然生命科学研究支援センター ゲノム・プロテオーム解析部門 准教授 宮地孝明
TEL:086-251-7260

(16.11.09)


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