国立大学法人 岡山大学

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地域と共に実践人を育てる教育を考える 「ポートランドに学ぶ実践知教育」を開催

2016年12月22日

 本学は12月15日、岡山大学高等教育フォーラム「ポートランドに学ぶ実践知教育」を津島キャンパス国際交流会館で開催しました。
 米国で“住みたい街ランキング第1位”のオレゴン州ポートランドは、地域に根差した学習(CBL: Community Based Learning)が非常に盛んであることでも有名です。本フォーラムは、今秋にポートランドで開催されたCBL研修に参加した本学教員3人(地域総合研究センター 前田芳男准教授、山田一隆准教授、岩淵泰助教)による学びの成果を、教育に関わる方々と共有する目的で開催。ゲストにポートランド州立大学の西芝雅美先生(公共・行政管理学部准教授 学部長/公共サービス研究・実践センター 副センター長)を迎え、山田准教授による趣旨紹介ののち、岩淵助教による研修報告、西芝先生と前田准教授とのリレートーク、オープンディスカッションを行いました。
 今回は、本学の学生や教職員だけでなく、経済界、高校教員、地方創生に取り組む自治体職員やNPO職員など、岡山の教育に深い関心を持つ方も参加。約60人がワールドカフェ方式で活発な議論を行い、参加者間で「CBLを実施することが目的になってはいけない」、「新しい考えや知識の創造ができる形で実施したい」、「大学と地域、互いにとって良い効果をもたらす『自他共栄』の考え方が必要」、「教育プログラムに参加する学生だけでなく、指導する教員も、地域パートナーのことをよく理解しなければならない」といった感想が共有されました。
 CBLとは文字通り、地域(Community)に根差した(Based)学習(Learning)です。学内外から多くの参加者が集まった熱気あふれる会場からは、岡山の地でCBLが実現できる大きな可能性が感じられました。本学も実践知教育の全学展開に向けて、より一層取り組みの充実を図っていきます。


【本件問い合わせ先】
地域総合研究センター
TEL:086-251-8416

(16.12.22)

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