本学薬学部薬学科5年生の金原加苗さんが、「平成29年度日本学生支援機構(JASSO)優秀学生顕彰『学術分野』」で奨励賞を受賞しました。
金原さんの研究グループは、創薬研究ターゲットとしても重要な「膜タンパク質」について研究しています。さまざまな生物の中で生命機能に関わっている膜タンパク質の中でも、光で活性を制御し、色やその変化で活性を簡便に見ることができる微生物型ロドプシンに着目。世界記録を更新する極めて安定な分子を発見し、「RxR」と名付けました。
この成果は、Nature Publishing Group発行の総合科学誌「Scientific reports」に掲載され、マスメディアにも取り上げられました。
金原さんは「RxRの極めて高い熱安定性のメカニズムを解明し、不安定なタンパク質の安定化や創薬への応用を目指したい」と抱負を述べています。
日本学生支援機構の優秀学生顕彰事業は、学術、文化・芸術、スポーツ、社会貢献、産業イノベーション・ベンチャーの各分野で優れた業績を挙げた学生・生徒に対して、これを奨励・支援し、21世紀を担う前途有望な人材の育成に資することを目的として行われています。
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(17.11.24)