国立大学法人 岡山大学

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槇野学長らがミシガン大学を訪問 「ミシガン大学Okayama Field Station」70周年(2020年)に向けての連携強化へ

2018年12月12日

 10月29日、槇野博史学長と横井篤文副学長(海外戦略担当)、妹尾昌治大学院ヘルスシステム統合科学研究科長・教授がアメリカ、ミシガン大学を訪問しました。
 同大学ではこの2020年に、アメリカの日本研究拠点として国内では唯一岡山に設置された「ミシガン大学Okayama Field Station」の70周年を間近に控えています。今回の訪問では、6月1日に同大学日本研究センターの筒井清輝所長らが本学の槇野学長らを表敬訪問したのを契機に、同大学と更なる交流連携の強化へ向けた幅広い意見交換を行うことを目的に実施しました。
 槇野学長らは本学の医学部と部局間協定を締結している同大学医学部(University of Michigan Health System: UMHS)を訪問。ジョセフ・コラーズ(Joseph C. Kolars)上級副学部長(教育・国際担当)・教授らと対談し、これまでの本学と交流実績のある同大医学部・大学病院での研究室インターンシップ(MRI)について、更なる交流連携を強化していくことで合意しました。また、妹尾研究科長・教授が本年に新設されたへルスシステム統合科学研究科について紹介。医工連携教育研究の交流可能性についても精力的に話し合いました。
 その後、槇野学長らは同大に併設されているメディカル・センター(Medical Center)を訪問。同センターのデビッド・フォックス(David A. Fox)内科学科リウマチ学専攻長・教授と会談し、同センターの紹介や施設全体の説明をはじめ、両大学での今後のより良い発展につながる意見交換が行われました。
 次に、同大日本研究センターへ移動し、筒井清輝所長らと会談。筒井所長からは、同センターの紹介や施設案内をはじめ、研究教育プロジェクトなどの説明が行われました。また、横井副学長は「ミシガン大学Okayama Field Station」の70周年(2020年)へ向けた記念シンポジウムの企画提案にかかる説明を行い、来年本学で開催することで双方合意しました。さらに教育研究交流についても、幅広く連携を構築することで合意しました。
同大アーブ研究所(The Erb Institute)では、テリー・ネリドフ(Terry Nelidov)所長らと会談。同研究所の紹介をはじめ、ビジネスを通した持続可能な開発にかかるプロジェクトや教育プログラムの説明が行われました。それを受けて、槇野学長は全学で推進している国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の取り組みについて紹介し、今後の連携にかかる可能性について話し合いました。
 ベントレー歴史図書館(Bentley Historical Library)の訪問では、「ミシガン大学Okayama Field Station」が設立された経緯をはじめ、その活動に関する歴史資料を見学。槇野学長らは、アメリカの日本研究拠点として国内では唯一岡山に設置されることを承認したダグラス・マッカーサー(Douglas MacArthur)連合国軍最高司令官の書簡の現物を閲覧しました。今後は、こうした歴史資料について本学でのレプリカ所蔵にかかる意見を交換し、実施することで合意しました。
 最後に、槇野学長らは同大ロス・ビジネススクール(Ross School of Business)へ移動し、筒井所長の取り計らいで同大学学長アドバイザリー・コミッティ(The President's Advisory Committee on Labor Standards and Human Rights)ラヴィ・アヌピンディ(Ravi Anupindi)委員長より同コミッティのトークイベントに招待参加。槇野学長は約20人の同コミッティの参加者に対して、本学が全学で推進しているSDGsの取り組みについて発表。また、横井副学長も本学のSDGsにかかる国内外での最新の活動とプレゼンスの向上について発表しました。


〇参考:ミシガン大学
 ミシガン大学はアメリカ合衆国ミシガン州立の研究型総合大学で、カリフォルニア大学バークレー校と並びアメリカの名門州立大学を指すパブリックアイビー(Public IVY)の一つに挙げられ、世界ランキング総合第20位前後にランクされる人気の高い学校です。
 また、同大学日本研究センターは、全米最古の日本文化研究機関として知られています。


【本件問い合わせ先】
副学長(海外戦略担当)・上級UGA 横井篤文
TEL:086-251-8326



岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。

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