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教育課程編成・実施の方針(カリキュラムポリシー,CP)

《 岡山大学 》 《 文学部 》 《 教育学部 》 《 法学部 》 《 経済学部 》 《 理学部 》 《 医学部 》 《 歯学部 》 《 薬学部 》 《 工学部 》 《 環境理工学部 》 《 農学部 》 《 マッチングプログラムコース 》

《 数学科 》 《 物理学科 》 《 化学科 》 《 生物学科 》 《 地球科学科 》

理学部カリキュラムポリシー

理学部では,本学部ディプロマポリシーに掲げる学士力(人間性に富む豊かな教養,自然科学の理解と活用につながる専門性,効果的に活用できる情報力,時代と社会をリードする行動力,生涯に亘る自己実現力)を備えた人材を育成するため,教養教育科目と専門教育科目で構成される体系的なカリキュラムを提供しています。
本学部では,各学科とも4年間の一貫した教育コースを設定しています。1年次には,全学規模で開講される教養教育科目に加え,理学部全学科共通の専門基礎科目および各学科で開講する専門科目を通じ,大学で自然科学を学んでいく上で基礎となる知識や技術について学びます。2年次では専門科目の割合が高くなります。3年次には,より高度な内容の講義や学際分野の講義が設定されています。また,専門教育科目で習得した知識を自ら実践・確認し,より深く理解するための実験および演習科目も設定されています。4年次には,配属された研究室において課題研究やゼミナールを中心とした密度の濃い専門教育を提供しており,先端的な研究を自ら実施することで,社会の要請に応える専門知識と実践的能力が獲得できる内容になっています。

理学部数学科カリキュラムポリシー

 理学部数学科では,広い視野・論理的思考力・科学的モラル・高い研究能力・行動力と国際性を身に付け,自然科学,特に数理科学に関する専門的知識を活かして新しい分野に積極的に挑戦できる研究者や,教育を含めた社会の諸分野で活躍できる人材の育成を目的としています。このため,数や空間をはじめとする現代数学の諸概念とそれらの調和が織りなす美しい理論体系を,基礎から無理なく学べるように独自の専門教育科目のカリキュラムを設けています。また,コンピュータを用いた情報関連科目の教育にも力を入れています。さらには,自然科学のみならず社会科学や地球規模の諸問題も理解し,人類の持続的発展に貢献できるように,多彩な教養教育科目と理学部共通の専門基礎科目も選択することができます。
 理学部数学科では,4年間の一貫した教育コースを設定しています。1年次には,教養教育科目に加えて,大学で数学を学んでいく上で基礎となる事柄を習得することを目指しています。講義に加えて演習の時間が設けられており,具体的な問題を通して理解を深めるとともに,論理的に考え,表現する力を鍛えます。2年次には,本格的な数学の学習への基礎を幅広く固めます。代数・解析・幾何の各分野に加えて,コンピュータ・ネットワークの基礎に関する科目も設けられています。教員との交流を深めるために演習の時間もさらに多く設定されています。3年次には,より高度で専門的な科目を学べるようにカリキュラムが策定されています。少人数で1冊のテキストを輪講するゼミ形式の演習などを通して,徐々に専門分野を絞っていきます。情報処理・プログラミングに関する実践的なスキルも,この学年で学べるようにカリキュラムが設けられています。4年次は,担当教員の指導のもと,自分の学びたい分野に関して深く掘り下げる「課題研究」が中心になります。これは4年間の総まとめであると同時に,最先端の研究を自ら体感することにより社会の要請に応える専門知識と実践的応用力を養うことを目標としています。
 数学科では,学生数が1学年20余名という特徴を活かして,少人数授業や能動型の演習・ゼミナールを多数提供しています。これらの科目を積極的に受講することで,プレゼンテーション能力,コミュニケーション能力,国際性などが自然に身に着くカリキュラム編成になっています。また4年間を通じて, 数学図書室が保有している幅広い数理科学資料に接することで,学問としての数学の体系的理解に向けた基礎を固めることができます。

人間性に富む豊かな教養【教養】
  • 自然科学のリテラシーや科学的モラルを身につけ,自然や社会の多様な問題に関心を持ち自らの意見を持てるように,共通教育機構が提供している教養教育科目および理学部が開講している専門基礎科目を受講します。
  • 教養教育科目では,知的理解科目,言語科目,実践知・感性科目,汎用的技能と健康科目を設定しています。
  • 専門教育科目では,講義と演習により幅広い数学の基礎知識を習得し,高度な専門知識を獲得するための継ぎ目のない学力向上を目指しています。
自然科学の理解と活用につながる専門性【専門性】
  • 様々な自然現象の背後にある普遍的な数学的法則や原理を理解するために必要な専門的知識を提供する専門科目の講義が用意されています。
  • 理論的な背景を十分獲得した上で,論理的な考察を自ら行うことができるように演習科目が多数編成されています。 
効果的に活用できる情報力【情報力】
  • 実践的な情報力の活用を目指し,情報の検索・収集・分析を行い,それをもとに自らプレゼンテーションを行う演習やゼミナール科目が多数設定されています。これらの授業ではプレゼンテーション能力の向上も目指しています。
  • 数学図書室が保有している幅広い数理科学資料に接することで,学問としての数学の体系的理解に向けた基礎を固め, 数学の面白さを的確に捉え, 数学に対する愛情を深めます。
時代と社会をリードする行動力【行動力】
  • 国際的に活躍できる言語能力を獲得するために,教養教育科目の外国語に加えて,ゼミナールでは英語によるテキストを使用する場合もあります。これによって,英語による数学の習得を目指しています。
  • 少人数クラスでの演習・ゼミナールの授業を多く採用し,学生同士もしくは学生と教員がお互いをよく知ることができ,学生ひとりひとりに目が届く指導や,課題に関する理解を重視した双方向教育を行っています。
生涯に亘る自己実現力【自己実現力】
  • 大学で培った知識と経験を生かし,その後の実社会での研究や数学教育に継ぎ目なく活かせるようにカリキュラムが組まれています。
  • 生涯に亘って自己の成長を追求することができる学士力を育成するため,スポーツや文化活動を含む教養教育科目を広く提供しています。また,専門教育科目でも,自然や言語に対する自らの興味と関心に基づいて,進んで学ぶ能力を養います。
その他
  • 理学部数学科では,課題研究を履修するために必要な単位を設定しています。これは汎用性のある専門知識と論理的知識の体系化ができてこそ,高度な現代数学の課題に挑戦できるからです。
  • 岡山大学理学部では,複合的・学際的な学問分野に対応,進出できる学生を育成することを目的として,幅広い分野の科目を選択履修することができる「複合領域科学コース」を設けています。複合領域科学コースに登録を許可された者は,3年次終了時に必要単位数を修得し,課題研究を担当する教員の同意が得られていれば,志望する教育・研究分野で課題研究を行うことができます。

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理学部物理学科カリキュラムポリシー

 理学部物理学科は,ものごとを広い視野で見て,科学的に考え,論理的判断し,社会に貢献できる人材の育成を目的としています。このため,自然現象を明解な法則であらわす物理学を中心とした専門教育カリキュラムを用意しています。また,人類の持続的発展に関係するさまざまな問題の理解の糸口として,多彩な教養教育科目,理学部共通の専門基礎科目,そして情報教育科目をも選択することができます。
 理学部物理学科では,4年間の一貫した教育コースを設定しています。1年次には,教養教育科目に加えて,専門基礎科目と力学や情報物理学実験などの専門教育科目を学びます。また,英語や数学など物理学を学習する上で基礎であり必須である科目を身につけます。2年次には,量子力学,振動波動,熱力学などの科目が加わり,専門科目の割合が高くなります。また,これらの基幹となる講義の理解を深めるための演習科目も設定されています。3年次以降の講義では,現代物理学のコアとなる統計力学や相対性理論に加え,固体物理学,素粒子原子核物理学などの,より専門的な教育を提供しています。このように高年次の講義の履修には,1,2年での講義が基礎となるように体系的学習を意識したカリキュラムとなっています。また1-3年次の物理学実験では少人数グループに分かれて実験・実習を経験し,内容について理解を深めます。4年次では実験系または理論系の研究室を選択し,卒業研究(情報物理学課題研究)を行います。配属先の各研究室では,少人数教育により研究やプレゼンテーションに関する密度の濃い教育をおこないます。
 物理学は積み上げが重要な科目です。このため講義,演習,実験が互いにおぎない,上昇するらせん階段のように学ぶことで,先端の研究に到達して,理系のエキスパートとして活躍可能な専門知識が獲得できるカリキュラム構成になっています。

人間性に富む豊かな教養【教養】 
  • 多様な問題に関心を持ち,広い視野で見て考えることのできるように,教養教育科目および理学部開講の専門基礎科目を受講します。
  • 教養教育科目では,知的理解科目,言語科目,実践知・感性科目,汎用的技能と健康科目を設定しています。
  • 専門基礎科目では,講義と実験により幅広い自然科学の基礎知識を修得します。専門分野の基礎になると同時に,学際分野に進む人にも対応できるカリキュラムです。
科学的理解につながる専門性【専門性】 
  • 物理的な考え方の基盤となる力学,電磁気学,統計力学,量子力学と演習とを組合せ,基礎から修得するカリキュラムを提供します。
  • 物理学を理解するために,実験の役割は重要です。各学年で十分な時間を実験に割り当て,実験のやり方を習熟し,実験結果から物理的な考察へと至る道を追体験します。
  • 3年次以降に,現代の問題にも密接に関連する固体物理学,相対論,原子核物理学,素粒子物理学などの専門的な講義を学びます。
  • 4年次には実験系または理論系の研究室を選択し,課題研究を行います。研究活動を通して社会で求められる科学的知識を基に,論理的に考え判断することを身につけます。
効果的に活用できる情報力【情報力】
  • 情報を効果的に活用するために,演算や,記憶装置などに関するハード面での知識を修得するためのコンピュータ物理学等を実施します。
  • 情報の処理に不可欠な数学的な知識を深めるために物理数学を開講します。また,実際の情報活用に重要な科目も学習し,情報化社会で活躍できる人材を育成します。
時代と社会をリードする行動力【行動力】
  • 海外で通用する言語力を獲得するため,教養教育科目の言語科目に加え,専門科目でも少人数による英語学習の機会を提供します。
  • 学生同士のプレゼンテーションなどの機会を設定し,議論と思考力を重視する教育を行います。
生涯に亘る自己実現力【自己実現力】
  • 大学4年間で獲得した物理の知識と能力を,就職先や進学先での開発や研究に活かせるように,発表会など実践を含めたカリキュラムを実施します。
  • 生涯にわたって成長できる学士力を育成するため,上記に加えスポーツや文化活動を含む教養教育科目を広く提供しています。
その他
  • 理学部物理学科では,卒業要件単位の他に,「課題研究」を履修するために必要な単位数を設定しています。これは専門知識の体系化ができてこそ,さまざまな課題にしっかりと取り組めるからです。
  • 岡山大学理学部では,複合的・学際的な学問分野に対応,進出できる学生を育成することを目的として,幅広い分野の科目を選択履修することができる「複合領域科学コース」を設けています。複合領域科学コースに登録を許可された者は,3年次終了時に必要単位数を修得し,課題研究を担当する教員の同意が得られていれば,志望する教育・研究分野で課題研究を行うことができます。

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理学部化学科カリキュラムポリシー

 理学部化学科は、広い視野・論理的な思考力・科学的モラル・高い研究能力・行動力と国際性を身につけ、自然科学、特に物質に関する専門知識を活かして新しい分野に積極的に挑戦できる研究者や、教育を含めた社会の諸分野で活躍できる人材の育成を目的としています。このため、化学に基礎を置き、物質の構造・物性・反応性をミクロとマクロの視点から多面的に理解することができる専門教育科目のカリキュラムを策定しています。また、広範な自然科学のみならず社会科学や地球規模の諸問題も理解し、人類の持続的発展に貢献できるように、多彩な教養教育科目と理学部共通の専門基礎科目も選択できるカリキュラムを提供しています。
 理学部化学科では、4年間の一貫した教育コースを設定しています。1年次には、教養教育科目に加えて、専門基礎科目と化学の基礎的な専門教育科目を学びます。理論と実験の両面から広く自然科学を理解するとともに、英語や数学の基礎を身につけることを目指しています。2年次からは、専門教育科目の割合が多くなります。現代化学の基盤となる有機化学、無機化学、分析化学、物理化学、量子化学の基礎的な専門学力が身につくよう段階的な科目設定がされています。3年次には、化学および物質を体系的に理解できるように、各分野のより高度な内容の講義や学際分野の講義を受講します。また、これまでの専門教育科目で習得した知識を、自ら実践・確認しより深く理解するために、2年次第4学期からは実験科目が設定されています。この実験科目では科学的な思考力も養います。講義科目と実験科目の連携により、観察-仮説-実証-報告という自然科学に共通する方法論を身につけるようにカリキュラムが提供されています。4年次には、配属された研究室での課題研究と化学ゼミナールを中心とした密度の濃い専門教育を提供しています。最先端の研究を自ら実施することで、社会の要請に応える専門知識と実践的技術が獲得できる内容になっています。
 化学科では、少人数授業や能動型形態の授業やゼミナール、実験科目を多数提供しています。これらの科目を積極的に受講することで、情報処理能力、レポート作成能力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力、国際性などが身につくカリキュラム編成になっています。

人間性に富む豊かな教養 【教養】
  • 人類社会や自然環境に関する多様な問題に関心と自らの意見を持ち,自然科学のリテラシーと科学的モラルを含めた豊かな教養を身につけるために、教養教育科目(共通教育機構)および専門基礎科目(理学部)を開講しています。
  • 教養教育科目では、知的理解科目、言語科目、実践知・感性科目、汎用的技能と健康科目を設定しています。
  • 専門基礎科目では、講義と実験により幅広い自然科学(理学)の基礎知識を修得し、高度な専門知識を獲得するための継ぎ目のない学力向上を目指しています。自然科学の奥深さを感じるとともに、将来、学際分野の開拓を目指す人材の育成にも対応できるカリキュラムです。
汎用性のある知識の修得 【専門性1】
  • 物質の構造、物性、反応に関する汎用性のある理論を理解し活用するため、現代化学の基礎をなす有機化学、無機化学、物理化学、量子化学、分析化学を、基礎から順に3年間にわたって修得するカリキュラムを提供しています。
  • 物質を多面的に理解するためには学際的な視点も必要です。物質自身を主題とし、多角的にその性質と反応を理解する講義も用意されています。
論理的な知識の体系化 【専門性2】
  • 物質をミクロとマクロの視点から統一的に理解するため、より高度な専門教育科目を設定しています。積み重ねてきた基礎となる個々の専門科目を体系化し、物質の多面的な理解を目指す講義を提供しています。
  • 講義で修得した専門知識について、より実践的な理解が深まるよう、充実した実験科目を設けています。この実験科目では、問題を解決するための論理的な思考力を磨くため、実験後のレポート等の提出も求めています。
  • 理論的な背景をしっかり獲得した上で専門的な実験に取り組み、実験結果に対する科学的、論理的な考察を自ら行うことができるようにカリキュラムが編成されています。
未知の課題への意欲的な取組 【専門性3】
  • 最終学年の課題研究では、3年次までに獲得した専門的な知識や論理的思考力を総合的に駆使して、未知の研究課題に取り組みます。想像力を持って意欲的に取り組むトレーニングは、2年次第4学期からの実験科目でも行います。
  • 自然の本質の解明、新規な機能性物質の創成、地球環境やエネルギー資源問題など、現在の人類が抱えている問題は何かを知るための課題探求型ゼミナールも設定しています。
収集・分析・活用できる情報力 【情報力】
  • 実践的な情報力の活用を目指し、情報の検索・収集・分析を行い、それをもとに自らプレゼンテーションを行う講義およびゼミナール科目を設定しています。これらの講義では、プレゼンテーション技術の向上も目指しています。
  • 化学科では、物質が発信する情報を読み取る能力も重視しています。そのためには物質とは何かをよく知る必要があります。また、実験によって得られるデータを多面的に解釈する能力も必要です。基礎的な講義および実験科目では、これらの点にも配慮した授業を行っています。
時代と社会をリードする行動力と国際性 【行動力】
  • 国際的に活躍できる言語力を獲得するため、教養教育科目の言語科目に加えて、専門科目でも英語の講義を提供し、英語による化学の専門用語の修得を目指しています。
  • 少人数クラスでの授業実施を多く採用し、学生同士もしくは学生と教員がお互いをよく知ることができ、学生ひとりひとりに目が届く指導や、課題に関する議論を重視した双方向教育を行っています。
生涯に亘る自己実現力 【自己実現力】
  • 大学生活で獲得した化学に関する広範な知識と能力を、その後の実社会での研究開発や理科教育などに継ぎ目なく活かせるように、実践を含めたカリキュラムが組まれています。
  • 生涯に亘って自己の成長を追求できる学士力を育成するため、スポーツや文化活動を含む教養教育科目を広く提供しています。また、専門教育科目でも、自然や語学に対する自らの興味と関心に基づいて、進んで学びを追求できる素養を涵養しています。
その他
  • 理学部化学科では、卒業要件単位の他に、「課題研究」を履修するために必要な単位数を設定しています。これは汎用性のある専門知識と論理的な知識の体系化ができてこそ、物質を扱う未知の課題に挑戦できるからです。
  • 岡山大学理学部では、複合的・学際的な学問分野に対応、進出できる学生を育成することを目的として、幅広い分野の科目を選択履修することができる「複合領域科学コース」を設けています。複合領域科学コースに登録を許可された者は、3年次終了時に必要単位数を修得し、課題研究を担当する正指導教員の同意が得られていれば、志望する教育・研究分野の担当教員のもとで課題研究を行うことができます。

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理学部生物学科カリキュラムポリシー

 理学部生物学科は,広い視野・論理的な思考力・科学的モラル・高い研究能力・行動力と国際性を身につけ,自然科学,特に生物に関する専門知識を活かして新しい分野に積極的に挑戦できる研究者や,教育を含めた社会の諸分野で活躍できる人材の育成を目的としています。このため,生命活動の基本的原理を,個体,組織から細胞,分子レベルまで多面的に理解することができる専門教育科目のカリキュラムを策定しています。また,広範な自然科学のみならず社会科学や地球規模の諸問題も理解し,人類の持続的発展に貢献できるよう,多彩な教養教育科目と理学部共通の専門基礎科目を選択することもできます。
 理学部生物学科では,4年間の一貫した教育コースを設定しています。1年次には,教養教育科目に加えて,専門基礎科目と生物学の基礎的な専門教育科目を学びます。理論と実験の両面から広く自然科学を理解するとともに,英語や数学,物理学,化学の基礎を身につけることを目指しています。2年次は,専門教育科目の割合が多くなります。現代生物学の基盤となる生化学,遺伝学及び分子遺伝学,細胞生物学,免疫生物学,発生生物学,植物発生生理学,系統生物学など,多彩な科目が設定されています。さらに,生物学実験の基礎を習得するための実験科目が設定されています。3年次には,生物学の各分野をより深く理解するために,それぞれの分野でのより高度な内容の講義や学際分野の講義が設定されています。また,これまでの専門教育科目で習得した知識を,自ら実践・確認しより深く理解するため,より多くの時間を実験科目に当てるよう設定されています。この実験科目では,科学的な思考力も養います。講義科目と実験科目の連携により,観察-仮説-実証-報告という自然科学に共通する方法論を身につけるカリキュラムが提供されています。4年次には,配属された研究室での課題研究と生物学ゼミナールを中心とした密度の濃い専門教育を提供しています。最先端の研究を自ら実施することで,社会の要請に応える専門知識と実践的技術が獲得できる内容になっています。
 生物学科では,少人数授業や能動型形態の授業やゼミナール,実験科目を多数提供しています。これらの科目を積極的に受講することで,情報処理能力,レポート作成能力,プレゼンテーション能力,コミュニケーション能力,国際性などが身につくカリキュラム編成になっています。

人間性に富む豊かな教養【教養】
  • 自然科学のリテラシーや科学的モラルを身につけ,自然や社会の多様な問題に関心と自らの意見を持てるよう,共通教育機構が提供している教養教育科目および理学部が開講している専門基礎科目が受講できます。
  • 教養教育科目では,知的理解科目,言語科目,実践知・感性科目,汎用的技能と健康科目を設定しています。
  • 専門教育科目では,講義と実験により幅広い自然科学(理学)の基礎知識を修得し,高度な専門知識を獲得するための継ぎ目のない学力向上を目指しています。自然科学の奥深さを感じるとともに,将来,学際分野の開拓を目指す人材の育成にも対応できるカリキュラムが設定されています。
豊かな知識に基づく論理性の確立【専門性】
  • 生物の種類,形,働きを理解するため,現代生物学の基礎である生化学,遺伝学,分子生物学,細胞生物学,発生生物学,免疫生物学,行動生物学などを,2-3年次にわたって修得するカリキュラムを提供しています。そして,生物学の各分野で最先端の内容を理解するため,より高度な専門教育科目を設定しています。積み重ねてきた基礎となる個々の専門科目を体系化し,生命現象の多面的な理解を目指す講義を提供しています。
  • 講義で修得した専門知識について,より実践的な理解が深まるよう,充実した実験科目を設けています。この実験科目では,問題を解決するための論理的な思考力を磨くため,実験後のレポート等の提出も求めています。
  • 理論的な背景をしっかり獲得した上で専門的な実験に取り組み,実験結果に対する科学的,論理的な考察を自ら行うことができるようカリキュラムが編成されています。
  • 最終学年の課題研究では,生物学科の各教員の研究室に配属し,3年次までに獲得した専門的な知識や論理的思考力を総合的に駆使して教員や先輩とともに未知の研究課題に取り組みます。想像力を持って意欲的に取り組むトレーニングは,3年次の実験科目でも行います。
効果的に活用できる情報力【情報力】
  • 実践的な情報力の活用を目指し,情報の検索・収集・分析を行い,それをもとに自らプレゼンテーションを行う講義およびゼミナール科目を設定しています。これらの講義では,プレゼンテーション技術の向上も目指しています。
  • 現代生物学では,実験が重要な研究手段となっているので,実験によって得られるデータを多面的に解釈する能力が必要です。基礎的な講義および実験科目では,実験のやり方や,その結果の解釈やまとめ方についても配慮した授業を行っています。
社会をリードする行動力【行動力】
  • 国際的に活躍できる言語力を獲得するため,教養教育科目の言語科目に加えて,専門科目でも英語の講義を提供しています。
  • 少人数クラスでの授業を多く実施し,学生同士もしくは学生と教員がお互いをよく知ることができ,学生ひとりひとりに目が届く指導や,課題に関する議論を重視した双方向教育を行っています。
生涯に亘る自己実現力 【自己実現力】
  • 大学4年間で獲得した生物学に関する広範な知識と能力を,その後の実社会での研究開発や理科教育などに継ぎ目なく活かせるよう,実践を含めたカリキュラムが組まれています。
  • 生涯に亘って自己の成長を追求できる学士力を育成するため,スポーツや文化活動を含む教養教育科目を広く提供しています。また,専門教育科目でも,自然や語学に対する自らの興味と関心に基づいて,進んで学びを追求できる素養を涵養しています。
その他
  • 理学部生物学科では,卒業要件単位の他に,「課題研究」を履修するために必要な単位数を設定しています。これは汎用性のある専門知識と論理的な知識の体系化ができてこそ,生物に関する未知の課題に挑戦できるからです。
  • 岡山大学理学部では,複合的・学際的な学問分野に対応,進出できる学生を育成することを目的として,幅広い分野の科目を選択履修することができる「複合領域科学コース」を設けています。複合領域科学コースに登録を許可された者は,3年次終了時に必要単位数を修得し,課題研究を担当する教員の同意が得られていれば,志望する教育・研究分野で課題研究を行うことができます。

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理学部地球科学科カリキュラムポリシー

 理学部地球科学科は,広い視野・論理的な思考力・科学的モラル・課題解決能力・国際性を身につけ,地球科学に関する専門知識を活かして,社会の諸分野で活躍できる人材を育成することを教育目標としている。このため,地球科学に関連した広範な知識の修得と,地球に対する総合的理解力の涵養を目的とした専門教育カリキュラムを策定している。また,卒業後の人生に役立つ幅広い教養と豊かな人間性を身につけるため,多彩な教養教育科目も受講させている。
 理学部地球科学科では,4年間の一貫した教育コースを設定している。1年次には,教養教育科目と理学の専門基礎科目を履修させるとともに,高等学校で地学を履修していない多くの学生に対応するために高等学校レベルから地球科学の教育をスタートさせる。2年次の専門教育では,地球科学の基盤となる鉱物学,岩石学,地質学,地球化学,地球物理学,大気科学の基礎的な専門学力が身につくよう段階的な科目設定を行っている。また,講義で習得した知識を,自ら実践・確認し,より深く理解するために実験科目を選択必修で履修させる。3年次には,地球科学を体系的に理解できるように,各分野のより高度な内容の講義や学際分野の講義を受講させる。さらに,室内で実施する実験科目に加えて,野外で地球科学的諸現象を観察・考察する巡検(実習科目)や地質調査の基礎を実地で学ぶ実習を選択科目として開講する。講義科目と実験・実習科目の連携により,観察・観測-考察-報告という自然科学の方法論を身につけられるカリキュラムを提供する。4年次には,研究室に配属し,課題研究と地球科学輪講を中心とした密度の濃い専門教育を提供する。先端的研究を自ら実施することで,社会の要請に応える専門知識を獲得するとともに課題解決力を育成する。
 地球科学科は,少人数授業やゼミナール形式授業,実験・実習科目を多数提供している。これらの科目を積極的に受講させることで,情報処理能力,レポート作成能力,プレゼンテーション能力,コミュニケーション能力および国際性などが身につくカリキュラムを編成している。

人間性に富む豊かな教養 【教養】
  • 自然や社会の多様な問題に対して関心を持ち,幅広い視野と人間性・倫理観に裏打ちされた豊かな教養を身につけるように,共通教育機構が提供している教養教育科目を受講させる。また,理学部が開講している専門基礎科目を受講させ,教養として幅広い自然科学を修得させる。
  • 教養教育科目では,知的理解科目,言語科目,実践知・感性科目,汎用的技能と健康科目を設定する。主題科目と個別科目の受講により,人文科学・社会科学を含めた豊かな教養を修得させる。
  • 専門基礎科目では,講義と実験により基礎知識を修得させ,自然科学の奥深さを感じさせるとともに,将来,学際分野の開拓を目指す人材の育成にも対応する。
地球を理解するための広範な基礎知識 【専門性1】
  • 地球がどのように誕生して進化し,現在どのようにシステムとして機能しているかを理解し,さらに将来の地球の姿を予測するためには,地球科学の諸分野を総合的に理解する必要がある。このために高等学校レベルの地学からはじめて,地球科学の基礎をなす鉱物学,岩石学,地質学,地球化学,地球物理学,大気科学の基礎を修得させる。
  • 日本語で行われる授業に加えて,英語の教科書を四セメスター連続して輪読することにより,英語の専門用語にも習熟させる。
地球を理解するための専門性 【専門性2】
  • 積み重ねてきた基礎となる個々の専門科目を体系化した,より高度な専門教育科目を提供する。地球科学の諸現象・諸過程と,その結果としての物理的・化学的証拠を,総合的な視点から考察できる能力を身につけるための講義を用意している。
  • 講義で修得した専門知識について,より実践的な理解が深まるよう,多様な実験・実習科目を設けている。これらの科目では,問題を解決するための論理的な思考力を磨くため,実験・実習後のレポートの提出を求め,科目によってはプレゼンテーションも課す。
地球科学における課題解決力 【専門性3】
  • 4年次で研究室に配属し,3年次までに獲得した専門的な知識や論理的思考力を総合的に駆使して,未知の研究課題に取り組む課題研究を課す。限られた時間の中で研究の成果をまとめ,口頭発表を行い,卒業論文をまとめることで地球科学における課題解決の方法を身につけさせる。
  • 個々の専門分野や地球科学諸分野における最新の知見をゼミナール形式の授業で学び,課題探求にも取り組ませる。
効果的に活用できる情報力 【情報力】
  • 実践的な情報活用能力を身につけるために,情報の検索・収集・分析技術,およびプレゼンテーションの技術の基礎はガイダンス科目で授業を行い,地球科学を学ぶために必要な情報技術(情報機器の操作を含む)については初年次に科目を設定している。
  • 4年次の課題研究とプレゼンテーションを課す実習科目で,情報の検索・収集・分析技術を向上させる。さらに,自ら論理的に導いた成果を聴衆に口頭発表することと,論文・レポートまとめることにより,プレゼンテーション技術を身につけさせる。
時代と社会をリードする行動力と国際性 【行動力】
  • 国際的に活躍できるような言語力を獲得するため,教養教育科目に外国語科目を設定している。それに加えて,専門科目でも英語教科書を用いた必修科目を一年次から三年次まで四セメスター連続して履修させ,英語力を涵養する。
  • 少人数クラスでの授業実施を多く採用し,学生同士もしくは学生と教員がお互いをよく知ることができ,学生ひとりひとりに目が届く指導や,課題に関する議論を重視した双方向教育を行う。
生涯に亘る自己実現力 【自己実現力】
  • 大学四年間で獲得した地球科学に関する広範な知識と能力を,その後の実社会での活動に発展的に活かせるように,調査法,測定法,博物学的分類法,あるいは自然現象の記載法など実践的スキルを獲得できるカリキュラムを提供している。
  • 生涯に亘って自己の成長を追求できる学士力を育成するため,スポーツや文化活動を含む教養教育科目を広く提供する。また,専門教育科目でも,自然や語学に対する自らの興味と関心に基づいて,進んで学びを追求できる素養を涵養する。
その他
  • 理学部地球科学科では,卒業要件単位の他に,「課題研究」を履修するために必要な単位数を設定している。これは広範な専門知識と論理的な知識の体系化ができてこそ,地球科学の未知の課題に挑戦できるからである。
  • 岡山大学理学部では,複合的・学際的な学問分野に対応,進出できる学生を育成することを目的として,幅広い分野の科目を選択履修することができる「複合領域科学コース」を設けている。複合領域科学コースに登録を許可された者は,3年次終了時に必要単位数を修得し,課題研究を担当する教員の同意が得られていれば,志望する教育・研究分野で課題研究を行うことができる。