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スタッフの紹介

松本直子

松本直子教授

職名
教授
研究テーマ
認知考古学
ジェンダー考古学
縄文時代の社会と文化
縄文・弥生社会の遺跡動態と文化変化
人口動態と文化変化のシミュレーション研究
学会活動
考古学研究会常任委員
プロフィール
縄文社会を主なフィールドとして、認知考古学およびジェンダー考古学の視点から研究を進めている。文化や社会はなぜ、どのようにして変化するのか、という問題意識のもとに、海外の考古学や隣接諸科学の研究動向にも目を配りつつ、新たな視点を模索している。
縄文時代から弥生時代への移行時期を対象とした研究では、情報伝達の在り方や、人々の指向性や社会戦略などを分析し、弥生文化成立にかかわる認知的プロセスを示した。狩猟採集社会から農耕社会への変化については、ヨーロッパの新石器時代との比較研究も進めている。
最近の研究では、認知とジェンダーの双方に関わる遺物として縄文の土偶に注目し、心理学的な実験も含めた多角的な研究を行っている。また、人口の変化と文化変化の関係に着目した研究も進めている。その一環として、岡山県玉野市の出崎船越南遺跡や鳥取県伯耆町の井後草里遺跡などで発掘調査を実施し、縄文時代の環境復元に必要なデータを獲得している。
主な研究業績
著書
松本直子 2000
『認知考古学の理論と実践的研究 ―縄文から弥生への社会・文化変化のプロセス―』九州大学出版会 (単著)
松本直子・中園聡・時津裕子 2003 
『認知考古学とは何か』青木書店(共編著) 
松本直子 2005 
『縄文のムラと社会』岩波書店(単著) 
論文
松本直子1995「アルタイ地区の岩面画」『シルクロードによって結ばれた,中国新疆地区と我が国九州地区との比較考古学的研究』 58-69頁 九州大学文学部考古学研究室 単著
松本直子 1995
「土器の地域性に関する認知考古学的研究 ―縄文時代後晩期九州の地理勾配を通して―」 『鹿児島考古』第29号 20-29頁 単著
松本直子 1996
「認知考古学的視点からみた土器様式の空間的変異 ―縄文時代後・晩期黒色磨研土器様式を素材として―」『考古学研究』第42巻第4号 61-84頁 単著
松本直子 1996
「狩猟・漁撈と採集の生活」『小郡市史第1巻』 193-267頁 小郡市 単著
松本直子 1997
「認知考古学の理論的基盤」『HOMINIDS』第1巻 3-19頁 単著 
松本直子 1997
「関与中国北方地区岩画中絵画方向的偏向性問題」(黄建秋訳)『内蒙古文物考古』1997年第1期(総16期) 91-96, 104頁 単著
松本直子 1998
「玉類の分析からみた縄文時代後晩期における文化動態の一側面 ―情報伝達にかかわる認知的・社会的要因―」『人類史研究』第10号 40-53頁 単著
石井賢太朗・松本直子 1998
「縄文時代から弥生時代にかけての打製石鏃の形態変化 ―計測値を用いた判別分析による分析―」『人類史研究』第10号 171-180頁 共著
松本直子・中園聡・河口香奈絵 1999
「フェミニズムとジェンダー考古学」『HOMINIDS』第2巻 3-24頁 
松本直子・三辻利一・和田好史 1999
「熊本県中堂遺跡の縄文時代晩期土器の胎土分析―土器製作の動作連鎖研究への蛍光X線分析の応用―」『人類史研究』第11号,285-291頁 
松本直子 1999
「認知考古学は人・モノ・社会の新しい関係を考える」『はじめて出会う日本考古学』 69-98頁 有斐閣 単著
松本直子 2000
「縄文・弥生変革と遠距離交易に関する一試論 ―Helmsの説と南海産貝輪交易―」『高宮廣衞先生古稀記念論集 琉球・東アジアの人と文化(上巻)』 427-435頁 尚生社 単著
松本直子 2001
「第二章縄文時代」『小郡市史第4巻資料編 原始・古代』 68-100,103-120, 124‐125頁 小郡市 単著
松本直子 2002
「伝統と変革に揺れる社会 ―後・晩期の九州―」『縄文社会論(下)』安斎正人編 103-138頁 同成社 単著
松本直子 2002
「縄文・弥生変革とエスニシティ」『考古学研究』第48巻第2号 24-41頁 単著
松本直子 2002
「弥生時代前期の土器片円盤類 ―紡錘車である可能性の再検討―」『環瀬戸内海の考古学 ―平井勝氏追悼論文集―』古代吉備研究会 439-454頁 単著
松本直子 2003
「日本列島の先史時代における異文化接触と文化の生成 ―学際的共同研究に向けて―」『文化共生学研究』第1号 117-126頁 単著
松本直子 2003
「ハビトゥスとモーターハビットの認知考古学的検討」『HOMINIDS』第3巻 1-20頁 単著
松本直子 2004
「認知・身体・文化―心の普遍性と多様性についての試論―」『文化の多様性と比較考古学』考古学研究会 353-360頁 単著
松本直子 2004
「縄文イデオロギーの普遍性と特異性―土偶の性格を中心に―」『文化の多様性と21世紀の考古学』考古学研究会 150-158頁(英訳159-165頁) 単著
松本直子 2006
「縄文イデオロギーと物質文化」『心と形の考古学―認知考古学の冒険―』小杉康編 79-100頁 同成社 単著
松本直子 2006
「認知考古学:登場の経緯」『心と形の考古学―認知考古学の冒険―』小杉康編 11-22頁 同成社 単著
松本直子 2007
「認知考古学」『季刊考古学』第100号 特集21世紀の日本考古学 131-134頁
松本直子 2007
「宗教的観念の発達過程(比較文化論)」『縄文時代の考古学11 心と信仰―宗教的観念と社会秩序―』小杉康・谷口康弘・西田泰民・水之江和同・矢野健一編 210-220頁 同成社
川畑秀明・松本直子 2007
「土偶の顔における表情および印象評価の測定―感性考古学的アプローチ―」『電子情報通信学会「信学技法」IEICE Technical Report』HIP2007-143 79-84頁
松本直子 2008
「縄文土器から『伝統』を考える」『岩波科学』Jan. 2008 52-56頁
松本直子 2008
「ジェンダー」『縄文時代の考古学10 人と社会―人骨情報と社会組織―』小杉康・谷口康弘・西田泰民・水之江和同・矢野健一編 133-144頁 同成社
松本直子 2008
「男女関係の変化とその背景」『弥生時代の考古学7 儀礼と権力』設楽博己・藤尾慎一郎・松木武彦編 169-182頁 同成社
松本直子 2008
「縄文土器文様の発達史―視覚と認知の視点から―」2『総覧縄文土器』小林達雄編 1148-1155頁 アム・プロモーション
Matsumoto, Naoko and Hideaki Kawabata 2010 A cognitive approach to variety in the facial and bodily features of prehistoric Japanese figurines. Anthropomorphic and Zoomorphic Miniature Figures in Eurasia, Africa and Meso-America, edited by Dragos Gheorghiu and Ann Cyphers, pp. 91-98. Archaeopress, Oxford.
Naoko Matsumoto 2011 Figurines, circular settlements and Jomon worldviews. Structured Worlds: The Archaeology of Hunter-Gatherer Thought and Action, edited by Aubrey Cannon, pp.168-182. Equinox, Sheffield and Oakville.
松本直子 2012
「縄文人と弥生人」『人類大移動 アフリカからイースター島へ』印東道子編 194-206頁 朝日新聞出版
松本直子 2012
「縄文の思想から弥生の思想へ」『日本思想史講座1 古代』苅部直・黒住真・佐藤弘夫・末木文美士・田尻祐一郎編 27-64頁 ぺりかん社
松本直子 2013
「認知進化と人工物」『季刊考古学』第122号 特集 心と知の考古学 19 22頁 雄山閣

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