本文へジャンプ

よくあるご質問

考古学って、なんですか?
考古学は、人間の歴史について、物質的な資料を使って研究する学問です。日本史や世界史などの歴史学は文字で書かれた史料を研究しますが、考古学は土器や石器、青銅器などの人工物、大地に残された住居跡やゴミ捨て場などの生活痕跡から、過去の人々の生活や社会にせまります。文字が登場する以前の時代や、文献に書かれることのない一般民衆の生活など、歴史学の手が届かないところも研究できるのが魅力です。文字のない時代の考古学は先史考古学、文献が登場した後の時代を対象とするものは歴史考古学と呼ぶこともあります。
具体的にはどんな勉強をするのですか?
考古学の方法や研究成果について、講義を聞いたり、本や論文を読むことを通して学習するとともに、実習で土器や石器などの見方や図化、遺跡の測量の仕方などの、考古学的研究に必要な実技も学びます。また、教員が実施する発掘調査に参加することで、実践力をつけることができます。研究室の概要および学部の教育体制のページもごらんください。
発掘調査はどんな遺跡を掘るのですか?
最近は、岡山県内の古墳や、鳥取県の縄文時代の遺跡の調査をしています。詳細は、研究室の活動のページをごらんください。
外国考古学を学ぶことはできますか?
はじめからひとつの地域に特化するよりも、どの地域の考古学にも通じる基礎的な技術や研究の方法をまず身につけることを重視しています。私たちの研究室でも英語文献の読解などを通じて海外の研究動向についての知識を深め、大学院に入ると海外の発掘調査に参加する学生もでてきます。エジプトや中南米など特定の地域の考古学を専門とする大学はきわめて限られているので、それでもはじめから特定の地域を勉強したい場合は十分な情報収集をお奨めします。
考古学を学んだ人は、どんな仕事に就くのですか?
考古学の卒業生は、一般企業や公務員などさまざまな仕事に就いています。考古学を学ぶことを通して、資料を収集・整理・分析、プレゼンテーション、企画力やチームワーク、リーダーシップなどの多くの力を身につけることができますが、これらは考古学に限らず多くの職業にとって役に立ちます。考古学の専門の仕事に就く人も少なくありません。学部で学ぶ大学院で学ぶのページに、主な卒業生・修了生の就職先を掲載していますので、参考にしてください。
認知考古学ってなんですか?
認知というのは、心のはたらきのことです。考古学では、「どうして農耕がはじまったのか」「土偶の意味はなんなのか」など、過去の人々の行為や考えについてのさまざまな疑問に直面します。過去の「なぜ」に関わる問題の多くは、その時代に生きていた人の心のはたらきに関わっています。直接目にすることのできない心の問題を扱うのは難しいのですが、心理学や認知科学などの成果も利用して、そこをできるだけ科学的に明らかにしようとするのが認知考古学です。
ジェンダー考古学ってなんですか?
ジェンダーというのは、性差に関する社会的・文化的な認識のことです。私たちは性によって人や役割、道具や場所などを区別していますが、それは生物学的な性と結びつきながらも文化的な多様性が表れる部分でもあります。ジェンダーは、社会のさまざまな局面に関わる重要な視点であり、過去の社会のジェンダーについて考えることは、現代社会のジェンダーについての認識を深めるのにも役立ちます。私たちはつい現代社会のジェンダーについての考え方をそのまま過去に投影しがちですが、そこを批判的に検討しつつ、性別役割分業や、性と象徴などの関係について研究するのがジェンダー考古学です。

ページの先頭へ戻る