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兵庫県たつの市権現山51号墳出土資料の保存処理を行いました。

2023年05月08日

兵庫県たつの市権現山51号墳から出土した金属製品・木製品・貝製品の保存処理事業が終了しました。本事業は出土資料の劣化を防ぎ、適切な保管を行うため、実施したものです。本事業は独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所のご協力を得て実施しました。

権現山51号墳は古墳時代前期初頭(3世紀中頃)に位置づけられます。全長約40mの前方後方墳です。後方部に竪穴式石室を持ち、当該資料はその石室から出土しました。三角縁神獣鏡が5面出土したことで知られ、同鏡と特殊器台形埴輪がともに出土したことでも知られています。三角縁神獣鏡は以前に保存処理がされていましたが、今回はそれ以外の副葬品について処理を行いました。本古墳は、当時の考古学研究室が1989年に調査しました。<考古学領域>

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保存処理した鉄器の一部(剣・鉄斧)

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