後円部石室

<後円部石室>
 本調査区では石室構造と副葬品の状態を把握することを目的として調査しています。
現在、天井石から約180pのところまで掘り下げています。玄室は持ち送りを持ち、玄室約440p、幅は現状の発掘面で最大200cm、天井部で約100cmです。

玄門が検出された段階で右片袖の可能性があると考えていました。しかし、玄室の側壁が持ち送りを持っているのに対して、羨道部の側壁が持ち送りを持っていないことから、袖状の張り出しを呈し、両袖の可能性も考えられます。このことは今後の調査で明らかになると思われます。

羨道部は、現在玄門から約400cm程掘り進んでおり、神社裏手の南側に開口します。


副葬品については現在まだ明らかとなっておりません。


















(左)石室発掘風景:奥壁側から  (右)羨道部:奥壁側から

  
 :石室内堆積土より出土の円筒埴輪 


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