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北房町最古の古墳「荒木山東塚古墳」


全長約45メートルの前方後方墳である。発掘調査がされておらず、築造時期を推定する遺物は何ら発見されていない。しかし前方部がいわゆる「ばち形」をしており、岡山市の備前車塚古墳、七つぐろ一号墳、浦間茶臼山古墳、そして奈良県箸墓古墳の前方部の形態と共通し、これらの古墳と同じころに築造されたと推定される。だいたい3世紀終わりごろから4世紀ごろの時期に築造されたと考えられる。

参考文献: 平井勝 1992 「原始古代の社会と文化」 『北房町史』通史編上

岡山大学文学部考古学研究室copyright,1997

作成者:佐々田、西田