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「土井二号墳」


 1978年に発掘調査が行われ、全長9.77メートルの片袖の横穴式石室が発見された。石室内より多数の須恵器、馬具、装身具、鉄器が出土した。また石室内に2基の陶棺があり、その中から装身具や、頭椎大刀などが出土している。この古墳の築造時期は出土した遺物から6世紀後半と考えられ、7世紀後半まで追葬が行われていたと考えられている。その間約150年の間に埋葬者は12人あまりにのぼる。また石室内より犬の頭蓋骨が検出されており、犬も埋葬された可能性がある。

参考文献: 平井勝 1992 「原始古代の社会と文化」 『北房町史』通史編上

岡山大学考古学研究室copyright,1997

作成者:佐々田,西田