1、Q: | 勝負砂古墳が古墳だとわかったのはなぜ? |
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A: |
石室が確認されるまでは確定していませんでした。しかし、周りが平坦なのに古墳の部分だけが盛り上がっていることと、等高線が自然の山とは違っていたことから古墳だと推測しました。また近隣住民の人々の間にも「あれは古墳だ」という言い伝えがあるそうです。 |
2、Q: | 勝負砂古墳の名前の由来は? |
A: |
勝負砂古墳の名前は地名からきています。勝負砂という名前は勝負砂古墳の周辺で合戦があったからとか古墳の上で相撲があったからという説があります。 |
3、Q: | トレンチ(調査区)の壁に線がひいてあるのはなぜ? |
A: | 古墳をつくる際に盛った土の単位を、色や質や固さの違いで私たちがわけたものです。 |
第7次調査の墳丘内の調査区の壁の線引き
4、Q: | 発掘が終わった後の調査区はどうなるの? |
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A: |
十分に図面や写真で記録をした後に埋め戻します。 |
5、Q: | 勝負砂古墳の墳頂から石室まではかなりの深さがありますが、どうやって掘ったのですか? |
A: |
大きいスコップや園芸用の小さいスコップを使って掘りました。あの深さまで機械は使用せず、手作業です。あまりに深かったので盗掘をしようとした人もあきらめるほどでした。勝負砂古墳が未盗掘だったのもこの深さのおかげだったのかもしれません. |
真ん中にあるおわん型のへこみが盗掘抗跡です。右下のへこみは蓋石が落ち込んだことによる陥没です。
6、Q: |
発掘にはどんな道具を使いますか? |
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A: |
発掘にはスコップというイメージがありますが、そのとおりです。大小のスコップやガリ、時々はつるはしなどを使って掘ります。 |
発掘用具(よく使う掘る道具)
左から小ガリ、ガリ、バチ、手スコ、デカスコ、上がつるはしです。
7、Q: |
石室の様子をみることはできますか? |
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A: |
はい、調査中は見ることができます。見学は自由なので是非お越しください。 |