3月10日【火】晴れ


 前方部では、調査区の西壁沿い、北壁沿いに土層の確認と排水対策のための先行トレンチを新たに設け掘り下げを行いました。その結果、西壁沿いの先行トレンチの墳丘側で地山を確認しました。この地山が北側へどのように続いていくかはまだ不明ですが、土層の堆積状況から判断すると、北側へいくにつれ下がっていく可能性がでてきました。先行トレンチの掘り下げの際には、埴輪片が多数出土しています。


 後円部では、昨日検出した墳丘から転落したとみられる葺石の写真撮影を行い、現在は図面作業を行なっています。この作業と並行して、トレンチ東側半分も葺石が検出された層を出すために掘り下げを行なっています。また、調査区の北壁沿いに設けた先行トレンチでも掘り下げを進め、粘質土層の下から砂が多く混じるような層を確認しました。これらの掘り下げに伴い、埴輪片や中世のものとみられる土器片が出土しています。

 今日は天気が良く、快適に作業を進めることができました。明日も晴れますように!


   

作業の様子(前方部)

図面作業の様子(後円部)


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