調査目的
造山古墳は、5世紀前半に築かれた全国第4位の前方後円墳
で、2005〜2007年度に岡山大学考古学研究室が墳丘の測量調査を実施しました。
一般人が立ち入ることのできる日本最大の古墳として、これまで様々な論究がされてきましたが、墳長(350mないし360m)や周濠
等の外周施設の有無などの意見が分かれ、石津丘古墳(百舌鳥陵山古墳、伝履中陵古墳)との先後関係の問題など、解決すべき課題が多く存在しています。
そのため、岡山大学考古学研究室では、
@墳長の確認、A周濠等の有無の確認、B埴輪
等の年代を推定できる遺物の確認を目的に、史跡指定地外の発掘調査を実施することになりました。
発掘は、3か年計画で毎年3月に実施する予定で、今年度の発掘区は、後円部北側の主軸沿いと前方部西側沿いに設置します。今回は、土層の堆積状況の確認など予備的で小規模な発掘を予定しています。
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