・タンパク質解析用LC/MS（融合棟5階）

　　　　　 LCとESI(エレクトロスプレーイオン化)イオントラップ型質量分析計を組み合わせて、
　　　　　 サンプルを分離しながら質量を測定する。AUTOMSMS測定により、トリプシン等で消化
　　　　　 したタンパクの質量を測定後、データベース検索により同定する。
　　　　　 複数混合したタンパクの測定が可能。また、シリンジポンプによりLCで分離せずに
　　　　　 直接導入測定可能。タンパク以外も条件により測定可。
　
　　　　　　　　アジレント・テクノロジー　 HPLC-Chip ナノフローイオントラップ　質量分析計システム
　　 　　 　　 　　 平成１７年９月購入
　　　　
　　　　　　　使用カラム：分析カラム=Zorbox 300SB-C18(43mm×75μm,5μm)
　　　　　　　　　　　　　　 エンリッチメントカラム= Zorbox 300SB-C18(40nL,5μｍ)
　　　　　　　 　サンプル：溶液（トリプシン等でペプチドに断片化した物）
　　　　　　　　　　　　　　 必要サンプル量 ：10fmol以上（液量で、最低10μL 以上、
　　　　　　　　　　　　　　 また注入量の3倍以上必要、5μL注入の場合20μL程度)
　　　　　 測定質量範囲：50〜2200m/z



　　・MALDI TOF/TOF−MS（融合棟5階）

　　　　　　マトリックス支援レーザー脱離イオン化法(MALDI)と飛行時間型質量分析計(TOFMS)の
　　　　　　組み合わせにより、主として生体高分子の質量を決定する。MS/MS解析により微量の
　　　　　　タンパク質、ペプチドを同定することが可能。マトリクスを検討することにより
　　　　　　低分子化合物の測定も可能。
　　
　　　　　　　　エービーサイエックス　4800 Plus MALDI TOF/TOF Analyzer
　　 　　 　　 　　 平成２２年１月購入
　　　　　　
　　　　　　　測定モード：リニアー
　　　　　　　 　　　　　　 リフレクター
　　　　　　　 　 　　　　　MSMS

　　　　　測定質量範囲：10〜500000Da(リニアーモード）

　　　　　 　　 マトリクス：α-Cyano-4-hydroxycinnamic acid(α-CHCA)
　　　　　　　　　　　　　　2,5-Dihydroxybenzoic acid(2,5-DHB)
　　　　　　　　　　　　　　Sinapinic acid
　　　　　　　　　　　　　　その他は持ち込み

　　　　 　　　　サンプル：溶液（脱塩・精製必要）
　　　 必要サンプル量 ：100fmol以上(測定方法により必要絶対量は変わります。）



　　・ゲノム解析用　Maldi TOF-MS（融合棟5階）

　　　　　　　 　マトリックス支援レーザー脱離イオン化法(MALDI)と飛行時間型質量分析計(TOFMS)の
　　　　　　　 　組み合わせにより、質量を決定する。SNP解析専用でアジェナ・バイオサイエンス社
　　　　　　　 　より専用キットの購入が必要。
　　　　
　　 　　 　　 アジェナ・バイオサイエンス　MassARRAY　Compact　System
　　　　　　　 　　 平成２２年１月購入

　　　　最大同時測定サンプル数：96（96ウェルプレート使用）
　　　　　　　　　 　 　　最大plex数：40


　　・ガスマス分析計　ＧＣ／ＭＳ

　　 　　 島津 GCMS-QP2010SE（法医学教室所属・設置）
　　　　　　　 　　 2019年9月購入

　　　　　　　 　　　質量範囲：m/z 1.5〜1000
　　　　　　　 　　　イオン化法：EI
　　　　　　　 　　　オートインジェクタAOC-20ｉ付属


　　・ガスクロマトグラフ　ＧＣ

　　 　　 島津 Nexis GC-2030（FID）（法医学教室所属・設置）
　　　　　　　 　　 2019年2月購入

　　　　　　　 　　　試料注入部：スプリット/スプリットレス
　　　　　　　　　　　またはヘッドスペースサンプラHS-20
　　　　　　　 　　　検出器：水素炎イオン化検出器（FID）