マルチプレートリーダー FlexStation 3

photo Molecular Device
MULTI-DETECTION READER
Flex Station 3

1311 Orleans Drive
Sunnyvale, CA 94089-1136
U.S.A.
Phone: (U.S.) 800-635-5577
URL:http://www.moleculardevices.com/home.html

使用料金 : 300円 / 30分

 

設置場所:融合棟5F 分光分析室(左側奥)
購入日:2009年11月
担当:岩佐


概要説明

吸光、蛍光、発光、時間分解蛍光、蛍光偏光測定のできるプレートリーダー
ピペッターを内臓するため試薬添加可能(96ウェルのみ使用可能)
カイネティック測定可能、スペクトル測定可能
測定対応プレート:6~384ウェル(プレートメーカーはグライナー推奨)
測定可能波長:200~1000nm(吸光)、250~850nm(蛍光)、250~850nm(発光)
波長は1nm刻みの設定可能
温度調節:室温+4度~45度(冷却はできません)

プレートを測るだけだと非常に簡単に使用できるためお奨めです。
波長設定をモノクロメーターで行うため1nm刻みで自由に設定できます。
感度は並のようですので高感度が必要なプロトコールには使えません
データはExcelに保存できます。
同一プレート内に検量線用スタンダードサンプルがあれば定量も可能です。
ペッターを内臓していますがあまり再現性はよくないようです。
(試薬が均一に混ざらないため?)
試薬を添加する場合はサンプルプレートとは別に試薬用のプレートを用意し、
そちらから移し取るようになりますのでデッドボリュームを含めると
かなりの試薬量が必要になります。
異色な機能として水溶媒にかぎり吸光度をOD値(10mmパス相当)に変換する機能もあります。

時間分解蛍光はあまり細かい設定はできません。
(DelayやIntegration timeは決まったものから選択します。Dual TR-Fは不可。)
時間分解蛍光は専用の試薬を必要としますが、バックグラウンド蛍光の影響を減らすことができます。
蛍光偏光は蛍光の垂直偏光成分と水平偏光成分を測ることで目的分子の大きさを判断します。