Technical Information


/Model:373,377/アルカリ処理
/DNAシーケンサ

ガラスプレートのアルカリ処理




症  状:
 1) 新しいガラスプレートは非常に水をはじきやすく、長時間の泳動を行うとゲルとガラス板の間に気泡が生じ、泳動最終部分のデータが読めない時がある。
 2)377でスキャン部分に気泡が発生し、Gel Viewが赤くなる。

解決方法:
準備するもの 乾燥したガラスプレート(ノッチ、プレーン)
KOH/エタノール*
ケイドライもしくはキムワイプ
ディスポーザブルの手袋

1.ケイドライにアルカリ溶液を少量含ませ、ガラスプレートの内側(ゲルの面)を   よく拭きます。
2.ガラスプレートの表面が白濁したらガラスプレートのアルカリを十分に洗い落とします。
3.バイオノックスでガラスプレートの両面を洗浄します。
4.十分に洗剤を洗い流し、イオン交換水をかけ乾燥させます。


*アルカリ溶液
水酸化カリウム5粒を99.5% エタノール50mLにいれ、よく撹拌します。
完全に水酸化カリウムが溶解しなくてもかまいません。


注意!アルカリ溶液を扱う際は、必ず手袋を使用してください。