室長 挨拶




大塚 愛二 室長

 本共同実験室は永年医学部における研究の場を提供し、皆様の多くの業績を挙げる礎として貢献して参りました。この変動の時期において、中央の予算化の方法論も変化し、共同実験室に最新機器が導入される機会が減少して来ております。このような中で、今までと同じ、あるいはそれ以上に共同実験室を鹿田地区の研究の拠点として位置づけるためには、抜本的な考え方の変更あるいは柔軟な対応が必要なところであります。お互いの研究の協力と機器使用の共有化を進める考え方が必要になっているかもしれません。共同実験室の中のスタッフの考え方は大きく変わって来ており、現在の状況に対応できるように変革しております。受託シーケンスサービスを始めとする受託サービスの拡充、サンプルの調整、プリンター出力サービス、ポスター等のデザインを含めた画像処理、細胞の分画等従来不可能であった技術が導入され、以前に比べ便利になっております。また支払いに関しましても、各種研究費から選択可能となっており、より使用者側の視点に立った改革を行なって来ております。
 なお、共同実験室の一部の機器を学外からでも使用可能としております。広く外部の企業、外部の研究者の方々にも利用していただきたいと思います。更に今まで以上に、面白い最新の研究手法のセミナーや講演会、大学院講義等も企画していきますので、注目していただきたいと思います。
 引き続き、この鹿田地区の研究を発信するコアの役割を担いつつ、皆様の研究が大きく推進できますよう、あらゆる角度からサポートしていきたいと思っておりますので、よろしく御願い申し上げます。
 
 


                                                                                平成27年4月 
                                                                        大塚 愛二