機構長挨拶

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機構長 許 南浩

今日、高等教育に対して、予測困難な未来を切り拓くことのできる人材を育てるという期待がますます強くなっています。それに応えるためには、大学における教育の内容、方法、システムを不断に検証し改善して、質的向上を図る必要があります。

岡山大学では、これまでさまざま教育の改善(5つの学士力の定義、Q-cumシステムの開発・導入、図書館の整備、L-cafeの設置など)に取り組み、着実にその成果を上げてきました。また、教員の中には新たな教育方法を積極的に取り入れて大きな教育成果をあげている方もいます。しかし、高等教育に対する社会の要請に十全に応えるには、高等教育のあるべき方向性を見定め、これまで以上に組織的・協同的な教育改善を推進する必要があります。このため、本学の教育改革「学びの強化」を推進し、学部・教員に対する積極的な支援を担う高等教育開発推進機構(Education Initiative)を、平成26年10月1日に創設致しました。

教育課程・教育方法の改善は、大学教員としての重要な職務のひとつです。しかし、それを個人で行うには限界があります。当機構は、教育改善に向けた全学的な気運を醸成し、組織的・協同的な改善の取り組みを起動・持続させるという目標を掲げています。

そのためのミッションは,以下の4点です.

  1. 新しい教育課程・教育方法を研究・開発し,全学へ普及させていくこと
  2. 研究・開発した教育方法を試行・検証し,改善点を発見すること
  3. 採用すべき教育課程・教育方法を全学教員に研修・周知し,実践を促すこと
  4. 体系的に教育課程・教育方法を検証し,持続的に改善が行えるよう,組織のあり方について不断の検証・改善を図ること

岡山大学は、学びを強化し柔軟な学士課程教育を推進するため、平成28年度より60分授業・クォーター制の導入を決定致しました。この60分授業・クォーター制は、単に教育の枠組みの変換に終わるのではなく、これを一つの教育改革プラットフォームとして、従前の教育内容、教育方法、教育システムを全ての科目について再検証し、全学的に教育の質向上に取り組むものです。高等教育開発推進機構は、その第一のミッションとして、より良い教育を追究する学部・教員を全面的に支援していきます。