文部科学省21世紀COEプログラム:「循環型社会への戦略的廃棄物マネジメント」
高度成長に支えられた20世紀は、大量生産、大量消費、大量廃棄の社会でした。その結果、環境破壊、資源枯渇、さらには地球温暖化に代表される地球規模の環境問題が深刻化しました。そして現在では、資源や環境を大切にした「循環型社会」への転換が叫ばれています。循環型社会とは、あらゆる分野に環境保全への対応が組み込まれ、資源がムダなく活用され、環境保全の制度やルールが市場に組み込まれた社会といえます。
平成15年度〜19年度に実施された21世紀COEプログラムでは、「計画ツール開発」、「安全保障システム開発」、「3R技術と適正処理処分技術の開発と集積」の3つの視点から、循環型社会形成に向けた戦略的廃棄物マネジメントに関する国際水準の研究・教育拠点を構築しました。
URL http://ambiente.okayama-u.ac.jp/sswmss/ssw.html
文部科学省「魅力ある大学院教育」イニシアティブ:「『いのち』をまもる環境学教育」
平成17年度に設置された大学院環境学研究科では、「文理医融合」の理念を掲げ、3専攻の1つである生命環境学専攻では、生態学と公衆衛生学という自然と人間そのものを扱う特色ある教育体制を組んでいます。
平成17年度〜18年度に実施された「魅力ある大学院教育」イニシアティブの事業では、環境学研究科の教育課程をシステム的に運用し、アジアの環境学拠点の一翼として、国連機関等で国際的に活躍する人材を輩出するカリキュラムの構築を進めました。 本プログラムが目的とする「生命を衛る視点」と「その解決に向けた技術を修得する人材養成コース」は、環境学と公衆衛生学との連携を図るユニークな教育課程です。
URL http://ambiente.okayama-u.ac.jp/initiative/index.html
岡山大学ユネスコチェア「持続可能な開発のための教育と研究」
UNITWIN/UNESCO Chairプログラムは、高等教育機関の国際連携促進を目的として、1992年の第26回ユネスコ総会で採択された事業であり、高等教育機関における教育・研究を大学間ネットワークの中で推進し、国境を越えた知識の交換を促すことを目的としています。岡山大学では、国連による「持続可能な開発のための教育の10年」(DESD, 2005年〜2014年)を推進していくために、ユネスコに対して「持続可能な開発のための教育と研究に関するUNITWIN/UNESCO Chairプログラム」(岡山大学ユネスコチェア)を申請し、平成19年4月に設置認可を受けました。岡山大学ユネスコチェアでは、文部科学省特別教育研究経費(連携融合事業)「地域発信型による国際環境専門家の育成プログラム:ユネスコチェアを活用したESDの国際拠点形成プログラム」(平成19年度〜21年度)の採択を受け、岡山地域や国内外のESD推進機関と協力しながら、持続可能社会の形成に向けたESD実践事業を展開しています。
URL http://www.esd-okayama-u.jp/index.html
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