岡山大学環境理工学部QA

目 次

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目 次

1.学部・学科の特色,学科選択について


Q-1:環境理工学部と,理学部,工学部などの他学部との違いはどのようなものですか?
Q-2:生物に関心を持っていますが,環境理工学部で生物を学べる分野はありますか?
Q-3:環境理工学部学生のうち女子学生の割合は?

2.入試について

Q-4:環境理工学部の入試にはどのようなものがありますか?
Q-5:環境理工学部の推薦入試はどのようなものですか?
Q-6:面接試験の内容について(推薦入試,後期日程)
Q-7:環境デザイン工学科に入学したいが,物理と化学のどちらが重要ですか?
Q-8:環境理工学部に合格するには入試でどの程度の得点が必要ですか?

3.教育・カリキュラムについて

Q-9:環境理工学部のカリキュラムはどのようなものですか?
Q-10:入学した学科以外の授業科目も履修できますか?
Q-11:高等学校で物理又は生物を履修していません。入学後,補講的な科目がありますか?
Q-12:留学プログラムはありますか?
Q-13:教員免許状は取得できますか?
Q-14:環境デザイン工学科では,建築土の受験資格が得られますか?

4.進路・就職・キャリア支援について

Q-15:環境理工学部卒業生はどのようなところに就職していますか?
Q-16:大学院への進学状況は?
Q-17:就職支援(キャリア支援)は充実していますか?
Q-18:環境理工学部の卒業生の就職率はどのくらいですか?
Q-19:研究者になりたいのですが,どのような就職先がありますか?
Q-20:就職にあたって,女子学生が不利になることがありますか?
Q-21:環境理工学部を卒業後,公務員になることはできますか。
Q-22:環境理工学部卒業生の就職先(勤務地)の状況は?
Q-23:建設会社に就職するのは大変ですか?

5.学生生活について

Q-24:授業料その他学費について
Q-25:授業料免除について
Q-26:奨学金について
Q-27:学生寮について


1.学部・学科の特色,学科選択について

Q−1環境理工学部と,理学部,工学部などの他学部との違いはどのようなものですか?

A-1:学問分野の基礎的な部分では共通するところもありますが,学部としての目的意識をその名のとおり「環境」に置いているところが特徴であり,他の学部と最も違う点です。
 環境理工学部では,専門基礎科目の中で環境科学系の科目群が提供されています。例えば,「環境と生物」,「気象と水象」,「環境と地理」,「地球と環境」…などを学ぶことができます。
 環境理工学部の学生は,これらの科目の履修により,環境学を学ぶ上で重要かつ広範な基礎的知識を身につけることができます。理学部や工学部などでは,このような科目は開講されていません。

環境数理学科:
 理学部数学科では基本的に数学の理論に重きを置いているのに対し,環境理工学部環境数理学科では,数学や統計学を用いて,環境問題についてのシミュレーション,感染症伝播の解析,環境データの統計解析など,環境に関わる様々な現象の解析を行い,環境予測や影響評価の諸問題に取り組んでいます。

環境デザイン工学科:
 環境デザインとは,従来の土木工学をベースに現在と将来の環境を正確に評価・予測した上で,合理的な計画に基づいて設計することを表しています。環境デザイン工学科は,環境に配慮した次世代の都市づくりに貢献できる土木技術者を育成し,自然と調和した持続可能性のある社会基盤の構築に貢献します。

環境管理工学科:
 私たちにさまざまな恵みを与えてくれる緑の豊かな大地・地域空間を創出し持続的に管理していくためには,自然科学,工学,生態学,社会科学などのさまざまな視点からその理論と技術を開発・研究する必要があります。
 環境理工学部環境管理工学科は,このような技術開発や研究に携わることができる環境のスペシャリストに必要な,「環境」というキーワードに関わる幅広い知識と技術を学べる点が,他学部との違いです。

環境物質工学科:
 化学は「物質がどのような性質を持っているのか」や「どのように反応してどういった物質ができるのか」を学ぶ 学問です。理学部での化学は,「なぜ?」ということを深く追求し,根本となる化学の理論を探求する「学術」としての化学です。また,工学部の化学は,新素材,医薬,エネルギー,環境など暮らしを良くするための化学で,素材を効率的に生産することについても学びます。
 一方,環境理工学部環境物質工学科では,工学部よりも「エネルギー」や「環境」について特に意識をして取り組んでおり,環境負荷の少ない機能性材料や化学プロセスについて研究しています。そのため,化学だけでなく環境に関する講義「実践型水辺環境学及び演習」「労働環境工学」「地球と環境」「循環型社会システム」「統計学」など,化学以外の分野やデータから有用な情報を抽出したりする方法など,環境に関する広い分野について学ぶことができます。

Q−2生物に関心を持っていますが,環境理工学部で生物を学べる分野はありますか?

A-2:環境理工学部環境管理工学科には,次のような生物を取り扱う研究分野があります。

植生管理学分野
 昨今,自然植生が減少し,私達の身近には代償植生しか残されていません。その構成種である人里植物や雑草は,人間活動と接しながら,生態系の底辺を支えています。水環境問題,土壌汚染問題,地球温暖化防止などを,身近な植物の機能を介して解決することは,「環境にやさしい社会」を望む実社会で大いに期待されています。このような視座から,生態系における植物の機能を理解し,植生の環境保全への有効利用や適切な管理体系について研究しています。

水生動物学
 河川・湖沼・農村生態系をフィールドとして,水生動物の生態,水生動物に対する人間活動の影響について生態学的視点から解明し,また,絶滅危惧種の保全や外来種対策などをテーマとして,生物多様性の保全や生物資源の持続的利用の観点から水生動物の適切な管理手法について研究しています。
 また,環境物質工学科には,化学的な観点から,木質バイオマスからガソリン代替品への変換について研究している研究室があります。

Q−3環境理工学部学生のうち女子学生の割合は?

A-3:環境理工学部在学者の男女比は,男子 約79%:女子 約21%です。(平成30年4月1日現在)


2.入試について

Q−4環境理工学部の入試にはどのようなものがありますか

A-4:環境理工学部では,以下の入試を実施しています(2019年度入試)。詳細については必ず入学者選抜要項・学生募集要項で確認してください。

(1)推薦入試(大学入試センター試験を課すもの)【全学科実施】
 第一次選抜:書類審査,面接,小論文(※環境物質工学科は総合問題)
 最終選抜:大学入試センター試験(5教科7科目)

(2)一般入試(前期日程)【全学科実施】
 大学入試センター試験(5教科7科目)
 個別学力検査(数学,理科2科目,英語)

(3)一般入試(後期日程) 【環境デザイン工学科,環境管理工学科のみ実施】
 大学入試センター試験(5教科7科目)
 個別学力検査(面接)
 また,2019年度入試における環境理工学部の各入試区分の募集人員は以下のとおりです。
 (全学一括募集のグローバル・ディスカバリー・プログラム募集人員は含んでいません。)
 ・環境数理学科: 推薦4,前期15
 ・環境デザイン工学科:推薦5,前期37,後期7
 ・環境管理工学科:推薦5,前期25,後期8
 ・環境物質工学科:推薦8,前期31

※その他にも以下の入試を実施しています。詳細は学生募集要項で確認してください。

(4)帰国子女入試(保護者の海外勤務等により外国の学校教育を受けた者が対象)【全学科実施】

(5)私費外国人留学生特別入試(外国人留学生対象)【デザイン以外の3学科が実施】

(6)国際バカロレア入試(国内外の高校において国際バカロレア資格を取得した者が対象)
        【全学科実施】

Q−5環境理工学部の推薦入試はどのようなものですか?

A-5:環境理工学部の推薦入試では,第1次選抜の書類審査,小論文(環境物質工学科は総合問題),面接を行い,その後,最終選抜として大学入試センター試験の結果が考慮されます。選抜基準,求められる学生像については,学生募集要項や志望学科のアドミッションポリシーをご覧ください。

Q−6面接試験の内容について(推薦入試,後期日程)

A-6:面接では,各学科の専門領域への関心,基礎知識,学習意欲,他に応用力,自己表現力なども問われますので,志望動機や得意分野,進路等を具体的にアピールできることが重要になります。事前に出願書類の審査が行われ,口述試験により確認が行われます。また,入学後の学習に必要となる教科について高等学校での学習の理解度や基礎学力を評価することがあります。
 なお,各学科の面接における内容は,各学科のアドミッションポリシーでご確認ください。

Q−7環境デザイン工学科に入学したいが,物理と化学のどちらが重要ですか?

A-7:専門教育課程で学ぶ構造物の設計や数理的な計画ができるようになるためには,物理(特に力学)の素養が最も重要であり,入試でも物理を必須としています。また,自然環境や人間社会との共生や持続的発展の視点に立つ場合,物理と同様に化学の素養も重要となってきます。
 入学後の環境デザイン工学科のカリキュラムでは,物理と化学はともに重要な分野です。
 なお,平成29年度の一般入試(前期日程)の個別学力検査(2次試験)から,環境デザイン工学科では物理及び化学ともに必須となっています。

Q−8環境理工学部に合格するには,入試でどの程度の得点が必要ですか?

A-8:岡山大学ホームページで,合格者の成績情報などの情報を公開していますので参考にしてください。
   「岡山大学公式HP」→「入試」→「入試情報の開示」
    http://www.okayama-u.ac.jp/tp/admission/kaiji01.html


3.教育・カリキュラムについて

Q−9環境理工学部のカリキュラムはどのようなものですか?

A-9:環境理工学部では,教養教育,専門基礎教育,専門教育を有機的に結びつけた4年一貫教育を行っています。
 自然科学の基礎知識の習得は,技術者,科学者として必須の条件であり学習を進める上での基盤となりますので,1,2年次で数学系,化学系などの基礎科学系専門基礎教育を行います。同時に,環境問題理解のための教育として,環境学の基礎を学ぶ環境科学系基礎科目を1,2年次に設けています。さらに,実践的キャリア教育を推進するとともに,環境問題に取り組むための実践型教育も行っています。
 専門科目は1年次から導入し,学年が進むにしたがって専門性を高め量と幅を広げていきます。これら4年一貫教育によって,広い視野に立ち,多様な価値観に対応でき,さらに国際化にも対応できる人材を育成しています。

Q−10入学した学科以外の授業科目も履修できますか?

A-10:授業科目により異なりますが,一部,他学科学生の履修を認めているものもあります。また,選択科目として卒業要件に算入できる場合もあります。詳しくは,入学後の学生便覧(履修案内)をご覧ください。

Q−11高等学校で物理又は生物を履修していません。入学後,補講的な科目がありますか?

A-11:高等学校での未履修者対象として,教養教育科目に「初等物理学」「初等生物学」を開講しています。また,数学についても補習科目として「初等数学」を開設しています。

Q−12留学プログラムはありますか?

A-12:環境理工学部では,タイ国・カセサート大学との大学間協定に基づき,「実践型環境学:国際双方向型プログラム(GP特別コース)」を設置しています。このコースでは,2年生(希望者)が夏季休業中にタイで14日間・日本で10日間の24日間,日本とタイの学生が一緒にそれぞれ双方の大学教員により英語で講義を受講します。このプログラムは,主体的に異文化に接しながら生きた英語を学ぶとともに,コミュニケーション能力や体系的な思考力を向上させることを目的としています。
 また,国内と海外に拠点をもつ企業の現状に直接触れ,実際のものづくりのために必要な課題を克服していく企業の現状に直接触れる米国オレゴン州で行う体験型のインターンシップ「環境ものづくり国際インターンシッププログラム」も実施しています。
 なお,大学全体で実施している留学プログラムとして,学生交流協定を締結している海外の大学に半年または1年間留学する「岡山大学短期留学プログラム・EPOK」(イーポック)や,夏季又は春季休業中を利用した「短期語学研修」があります。

Q−13教員免許状は取得できますか?

A-13:環境理工学部では以下の教員免許状の取得ができます。
 環境数理学科:高等学校教諭一種免許状(数学)
        中学校教諭一種免許状(数学)
 環境デザイン工学科:高等学校教諭一種免許状(理科)及び(工業)
 環境管理工学科:高等学校教諭一種免許状(理科)
 環境物質工学科:高等学校教諭一種免許状(理科)
 なお,教員免許状を取得するためには,環境理工学部のカリキュラムに加えて,教育学部開講の「教職科目」を履修する必要があります。また,中学校教員の免許状を取得する場合は,それに加えて特別支援学校及び社会福祉施設で計7日間の「介護等体験」を行う必要があります。

Q−14環境デザイン工学科では,建築土の受験資格が得られますか?

A-14:残念ながら環境デザイン工学科では建築士の受験資格は得られません。
 しかし,卒業後,建設会社等に就職して実務経験を積むことにより,建築士(一級,二級)の資格を取得した人もいます。
なお,建設の実務においては,「技術士」(一級建築士に相当する国家資格)が重視されていますが,環境デザイン工学科では,卒業時に技術士の一次試験が免除され,修習技術者または技術士補(二級建築士に相当)として現場実務に就くことが可能です。4年以上の実務を経験した後,二次試験に合格して技術士資格を取得している卒業生は多数にのぼります。
 また,同様の資格として「測量士補」があり,卒業時に資格が得られます。また,1年以上の実務を経て「測量士」の資格を得ることができます。


4.進路・就職・キャリア支援について

Q−15環境理工学部卒業生はどのようなところに就職していますか?

A-15:社会のあらゆる方面で「環境」を専門的に学んだ人材が求められており,環境理工学部卒業生は,環境理工学に関する幅広い知識を身につけたジェネラリストとして,また環境問題に取り組むスペシャリストとして期待され,公共部門や民間企業などさまざまな分野で活躍しています。
 なお,卒業生の半数近くは,学部卒業後大学院に進学し,大学院修了後就職しています。
 ※各学科卒業生の主な就職先(業種)の例(具体的な企業名等は学部案内冊子で説明する。)

環境数理学科: 情報関連企業・金融関係企業等での専門的システムエンジニア,製造業,高等学校・中学校数学教員など

環境デザイン工学科: 国家・地方公務員,総合建設業,建設コンサルタント,道路・鉄道会社,
プラント,メーカーなど

環境管理工学科: 農林水産省などの行政官庁,各府県庁・市役所,大手中堅建設・コンサルタント会社,大手電機メーカーなど

環境物質工学科: 化学系製造業,環境関連企業,国家・地方公務員など

Q−16大学院への進学状況は?

A-16:卒業生の約4割(平成29年度卒業生は39.6%)は大学院に進学しています。進学後は自分が選択した研究テーマについて,指導教員から専門的なアドバイスを受けながら研究を進め,最終的に修士論文を作成します。環境理工学部では,深い専門性と多角的な視点からの考察力を育成するという観点から,大学院進学を強く推奨しています。大学院進学には,自分がどの分野で何を研究テーマとして専攻したいのかが重要です。そのためには,大学の4年間でしっかりとした基礎を固める必要があります。
 環境理工学部の卒業生の多くは,岡山大学大学院環境生命科学研究科博士前期課程(修士)に進学します。このほか少数ですが他大学や岡山大学内の他の大学院に進学する人もいます。大学院博士前期課程修了後は,専門的知識を生かし企業・官公庁等へ就職する人や,博士後期課程(博士課程)に進学し,修了後研究者や大学教員になる人がいます。

Q−17就職支援(キャリア支援)は充実していますか?

A-17:岡山大学環境理工学部は,国立大学で初めて「学部独自」のキャリアサポート室を設置して,入学時から卒業時まで,協力教員及び相談員による,きめ細かいキャリア支援を行っています。環境理工学部は,全国の理工系学部の中でも高い就職実績を挙げています。
(主な取り組みの例)
 キャリア教育(授業)の実施,進路・就職支援相談(カウンセリング),資格・免許取得の相談,インターンシップ紹介,経営者や先輩による講演・ガイダンスの実施 など

Q−18環境理工学部の卒業生の就職率はどのくらいですか?

A-18環境理工学部は,全国の理工系学部の中でもコンスタントに高い就職実績を挙げています。
[過去3年の学部卒業生就職率(就職決定者/就職希望者)]
平成29年度卒業生98.9%,平成28年度卒業生97.2%,平成27年度卒業生97.4%

Q−19研究者になりたいのですが,どのような就職先がありますか?

A-19:(学科ごとの説明は以下のとおり)

環境数理学科
 博士課程修了者の場合,大学の統計学教員や,研究機関の生物統計学の研究者,またシミュレーション分野における大学教員・研究者などへの道があります。修士・博士課程修了者では,製薬企業や臨床試験(治験)支援機関での研究職(統計解析担当者)への道もあります。

環境デザイン工学科
 博士課程修了後,ポストドクター研究者を経て,岡山大学をはじめとした国公立大学の教員,国立環境研究所,農業環境技術研究所などの研究者として活躍している卒業生がいます。公団や民間企業で研究職に就いている人も多くいます。また,いったん就職した後に,社会人大学院生として再入学し,博士の学位を取得して研究に従事している者もいます。

環境管理工学科
 農業・食品産業技術総合研究機構に属する農村工学研究部門,中央農業研究センターなど,国関連の研究機関への就職事例があります。

環境物質工学科
 岡山大学や神戸大学等,大学で研究者になっている先輩もいます。また,大学に勤務するだけが研究者への道ではなく,実際には,企業の製品開発部や研究所で研究をしている先輩がたくさんいます。

Q−20就職にあたって,女子学生が不利になることがありますか?

A-20:女子学生ということで不利になることはありません。女性を求めている企業も多いです。
 例えば,最近では「ドボジョ」("土木女子"の意味)という言葉もあるくらい,土木・建設系においても女子学生の活躍の場が広がっています。

Q−21環境理工学部を卒業後,公務員になることはできますか。

A-21:環境理工学部卒業生には,国家公務員・地方公務員とも多くの就職実績があります。特に環境デザイン工学科,環境管理工学科で,公務員になる学生の割合が多いです。
 学部独自に設置しているキャリアサポート室では,公務員対策ガイダンスや説明会を定期的に開催しており,サポート面でも充実しています。
 環境デザイン工学科では,毎年度卒業生の4割近く(大学院修了後も含めると4割以上)が政府(主に国土交通省)や地方自治体(県,市町村)の公務員として就職しています。地方自治体では,社会基盤(道路,橋,上・下水道,等)を新設,維持管理するための専門技術職として活躍している卒業生がたくさんいます。
 環境管理工学科の卒業生は,農林水産省,国土交通省,都道府県や市町村の農業土木または土木技術者として就職しています。
 また,環境数理学科及び環境物質工学科でも,毎年コンスタントに国家公務員・地方公務員になっている卒業生がいます。

Q−22環境理工学部卒業生の就職先(勤務地)の状況は?

A-22:全国各地に就職しています。

(参考)環境理工学部卒業生の就職先地域の割合(平成29年度卒業生実績)

関東・東海

近畿

中国

(岡山以外)

岡山県

四国

九州

その他

21.3

 33.7

11.2

18.0

6.7

7.9

1.1

小数点下第2位四捨五入


Q−23建設会社に就職するのは大変ですか?

A-23:例年,スーパーゼネコンにも就職しています。
 環境デザイン工学科では,卒業後約2割(大学院修了後含めると3割近く)が建設会社へ就職しています。環境に理解のある土木技術者を育成することを目的としたカリキュラム設計となっています
ので,多くの卒業生が活躍しています。
 環境管理工学科では,建設会社へ就職する卒業生もいますが,それほど多くはありません。農業土木や土木関連のコンサルタントへ就職する卒業生の方が多い傾向があります。
 環境物質工学科では,建設・土木系の企業に就職する学生は極めて少ないですが,建材や塗料など,建築業を支える業種に就職する学生は多いです。


5.学生生活について

Q−24授業料その他学費について

A-24:入学料282,000円,授業料(年額)535,800円

Q−25授業料免除について

A-25:次のいずれかに該当する場合は,本人の申請に基づき選考のうえ,授業料の全額又は半額が免除されることがあります。
 ○経済的理由により授業料の納入が困難であり,かつ,学業が優秀な学生
 ○学資負担者の死亡や風水害等の災害を受けたため授業料の納入が困難である場合
 なお,細かい条件や手続がありますので,実際に申請を検討される場合は必ず大学本部(学務部学生支援課)にお問い合わせください。

Q−26奨学金について

A-26:「日本学生支援機構」の奨学金(貸与)には,第一種奨学金(無利子)と第二種奨学金(有利子)があり,人物・学業ともに優秀かつ健康で学費の支弁が困難な学生に対して,申請に基づき大学内の選考を経て貸与が決定されます。
※ 学力及び家計支持者の認定所得金額により希望できる奨学金の種別・金額に制限があります。

【第一種】月額 自宅通学の場合 20,000円または30,000円 自宅外通学の場合 20,000円,30,000円,40,000円または51,000円

【第二種】月額 20,000円から120,000円のうち一万円単位で希望の額が選択できます。
 このほか,地方公共団体や民間団体の奨学金制度もあり,大学に募集があったものは,随時大学内の掲示等でお知らせしています。

Q−27学生寮について

A-27:岡山大学には女子学生寮(個室)があります。(男子寮はありません。)
 女子学生寮では,例年新入女子学生を対象に,約30人程度を募集しています。
 費用: 寄宿料月額4,300円 及び 共益費月額5,500円,インターネット利用料1,900円,その他光熱水量は別途各自負担
 設備:ベッド,机,椅子,本棚,ロッカー,物干し竿等が備え付けられています。
 詳細は学務部学生支援課にお問い合わせください。