■保健学研究科博士前期課程の教育理念・目標人々の生命,生活および健康の問題に直接的に関わる医療従事者は,広くかつ深い専門知識と高い技術を身につけ,豊かな人間性,深い倫理観,ニーズをくみ取る感性等を併せ持つ者でなければならない。その上に立って人間と生命の尊厳を重視し,人々が健康で充実した生活を送るための医療・保健・福祉を統合した健康の推進活動に参画するのが使命である。 そのため,本学ではヘルスプロモーションを目標理念として据えてきたが,その教育理念としては「全人的ケア」及び「チーム・ケア」を据えている。「全人的ケア」は深い倫理観と人間愛の上に,個々の人間の健康問題を,生物的のみならず,社会的存在として集団の中で生活する人の課題として総合的に理解でき,対象となる人々,家族及び地域の保健・医療・福祉の問題点を的確に把握するとともに,これに対処するための専門的・最新的な知識及び技術を基盤として実践するケアを指す。また「チームケア」はヘルスプロモーションへの参加に当たって,その専門性をもって他の分野の人々と協調的に交流と連携ができ,チームの一員としても,また時に応じてはリーダーシップを発揮して,人々により受け容れ易くかつ最も効果的に展開できるケアを指している。 以上のような理念を科学的・実践的にさらに発展・充実させるための原理の追求や活動は,世界的に見て学問的には未だ萌芽的段階であり,今後この分野のより高度の知識と技術をもって実践,研究,教育に指導的に携わる人材育成が急務となっている。 この社会的ニーズに応え,この理念を追求する高度の教育課程を目指し,コメディカル分野の高度専門職や専門性の確立に貢献できる教育・研究者の養成を目的とする。 <アドミッションポリシー> 岡山大学大学院保健学研究科では,以下のような意識と意欲を持った学生を求めています。 1 人間の生命の尊厳を重視し,総合的医療・福祉の実践,研究,教育を志す人 2 豊かな人間性,深い倫理観,ニーズをくみとる感性を併せ持つ人 3 チーム医療の一員として協調的に連携ができ,時に応じてリーダーシップを発揮できる人 4 保健学分野での「ヘルスプロモーション科学」の確立と,異なる専門職が壁を越えて,連携,協働して実践,研究を行う「インタープロフェッショナ ルワーク」を志す人 5 国際的健康推進活動への参画を志す人 ■保健学研究科博士後期課程の教育理念・目標
生命科学の飛躍的発展に伴う医療の高度化・先進化,急速な少子・高齢化の進展に伴う社会・疾病構造の変化,健康維持・推進に対する国民の意識の高揚など,21世紀に入り保健医療を取り巻く環境が大きく変化している。この変化に柔軟に対応するためには保健学領域において,豊かな教養,人間性,高度な専門知識を備えた人材の養成を急ぐ必要がある。 これらの状況に対処するために,平成10年10月に医学部保健学科及び平成15年4月に保健学研究科保健学専攻修士課程が設置された。本計画は,さらに大学院博士後期課程を設置し,より高度な知識・技術及び開発能力を持ってこの分野の実践,研究,教育に指導的に携わる人材の育成をしようとするものである。 保健学は人間の生命の尊厳を重視しつつ,保健・医療・福祉を統合した総合的保健・医療の実現を目指すものである。そのためには実証に基づいた看護学・保健学の学問・研究基盤を確立するとともに,患者及び家族のニーズをくみ取る感性,深い倫理観と総合的な判断力,そして高度な専門知識と実践力を備えた研究者・教育者の養成が必要である。そこで,大学院博士後期課程では,看護学・放射線技術科学・検査技術科学各分野の専門的知識を基に,保健・医療・福祉に関係したプログラム・システム・機器・技術の研究・開発能力をもった教育・研究者を養成する。さらに,これらの自立した研究者による「インタープロフェッショナルワーク(interprofessional work)を基盤としたヘルスプロモーションの実現」をめざす。 「インタープロフェッショナルワーク」とは,異なる専門職が職種の壁を越えて,共に力を合わせて活動する連携と協働を意味する。ヘルスプロモーションの概念は,人びとが自らの健康をコントロールし改善することを可能にするプロセスであり,そのコントロール能力と健康を支援する活動には,専門職間の連携と協働が不可欠である。とりわけ,保健・医療・福祉を統合した健康の推進活動に参画するためには,多くの専門職の相互作用と協力関係を成立させることが重要である。そして,自らの専門性を生かして他の分野の人々と学際的な交流をすすめ,創造的な研究教育を実践できる人材を育成することが求められる。したがって,ヘルスプロモーションの実現に向かってインタープロフェッショナルワークを基盤とすることにより,3分野から構成される保健学研究科の独自性を同時に発展させることが可能である。 本研究科博士後期課程では,看護学・放射線技術科学・検査技術科学の各専門分野に共通するコア科目として「インタープロフェッショナルワーク論」の履修を必修とする。看護職,診療放射線技師,臨床検査技師をはじめとして,医学,福祉学,工学,理学,社会科学など異なる教育的背景をもつ学生が,ヘルスプロモーションという共通の目標に向かって課題を探求し相互に学ぶプロセスをとおして,専門職間の連携と協働の意義や方法論を習得するものである。これにより,学生の多角的な視点を育て,特定領域にしばられない新しい発想と論理的・創造的思考力を培うことをねらいとしている。 <アドミッションポリシー> 岡山大学大学院保健学研究科では,以下のような意識と意欲を持った学生を求めています。 1 人間の生命の尊厳を重視し,総合的医療・福祉の実践,研究,教育を志す人 2 豊かな人間性,深い倫理観,ニーズをくみとる感性を併せ持つ人 3 チーム医療の一員として協調的に連携ができ,時に応じてリーダーシップを発揮できる人 4 保健学分野での「ヘルスプロモーション科学」の確立と,異なる専門職が壁を越えて,連携,協働して実践,研究を行う「インタープロフェッショナ ルワーク」を志す人 5 国際的健康推進活動への参画を志す人 |
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