
保健学科(学部及び大学院保健学研究科)では国際交流活動を組織的・戦略的に行っています。国際交流を推進することの意義は,日本の保健医療システムを世界のスタンダードに照らし合わせ,国際的な医療人を育成するために何が必要なのか,そして,保健・医療・福祉の国際化時代にあって保健学科・保健学研究科の使命は何なのかを,正面から考える機会をもつことにあります。本学科・研究科では国際交流を通して,グローバル化社会の中で新しい時代を切り開いていく専門職業人の育成を支援します。本ページではその一部を紹介します。

・東北タイ研修
毎年3月初旬に,学年に関係なく学生8名が保健学科教員2名の引率のもと1週間タイ国研修に行っています。この活動は2006年から始まり,今年で3回目の派遣を終えました。タイ国には国際機関の事務所が多く設置されており,大学関係者はWHO等から保健医療専門家として世界中に派遣されているため,学ぶことは非常に多くあるといえます。岡山大学と交流の深いチュラロンコン大学(バンコク都)や,マハサラカム看護大学(マハサラカム県)のバックアップのもと,充実した大学の視察や学生との交流ができます。さらに,国際機関(ILO,FAO,UNICEF)やJICA事務所への訪問,大学病院や総合病院の見学,地域保健の現状を知るために村の活動の場や家庭への訪問などもおこなっています。海外が初めてでも,英語を自由に話せなくても参加できます。さらに研修費の一部を補助する制度があり,学生の海外研修を積極的に推し進めています。
・外国での体験は,帰国後の勉強への意欲につながる!?
これまでの参加者は次のような感想を述べています。
「タイの方の人なつっこい笑顔がとても印象的で,見ていると幸せな気持ちになれました。話す言葉は違っても笑顔は世界共通!」(斉藤さん:検査3回生)
「国際機関への訪問や,同じ看護を志すタイの学生たちと交流して,国際的に物事を見たり考えたりすることの重要性を実感できました」(瀬戸さん:看護3回生)
「同じ夢をもつタイの学生たちとふれあった事で,彼らの考え方や文化などから大きな刺激を受けました。自分自身のモチベーションアップにもなりました」 (石井さん:看護2回生)」

・日本国内でも多くの外国の方との国際交流が可能です!!
四国オイスカ研修センターで,1年間日本に滞在している研修生との交流を積極的に進めています。相互に訪問し,衛生や予防教育についてのグループワークや,異文化理解の国際交流をおこなっています。
また,岡山に本部のあるAMDA(アムダ)やJICA(国際協力機構)などの協力を得て,日本で研修を受けている外国からの研修生との交流や,日本人スタッフの外国での活動経験を話していただいたりしています。日本の生活の中でも,外国を身近に感じて欲しいと思っています。
・その他の国際交流に関するサポート
東北タイ研修の帰国後には,学内で報告会を開催しています。その時に,岡山大学でチャレンジできる留学や短期語学研修などの制度,また夏季・春季休暇などを利用しての国際研修などの紹介もおこなっています。また,青年海外協力隊の説明会や,英語(欧米やアジアからの講師)による公開講演会も保健学科内で開催しています。このように,保健学科では国際交流の情報をいつも組織的・戦略的に発信し続けています。