ゲノム解析

ゲノムとは生物のもつ全ての遺伝情報であり、転写・翻訳されることでタンパク質が作られるため、まさに生物の設計図と言えます。ゲノム解析ではDNAにある遺伝情報を網羅的に解析し、各塩基配列やDNA修飾(メチル化など)を調べます。

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学内限定情報

◆学内限定情報(受託解析)について

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プロテオーム解析とは
プロテオーム(proteome)」とはprotein(タンパク質)とome(集団)を組み合わせた言葉であり、 発現している全てのタンパク質のことを指します。生体内ではこの多様なタンパク質が働いて生命活動を支えていますが、 それらのタンパク質の構造や機能は、膨大な時間と労力を費やして個別に解析するしかありませんでした。 しかし、近年になって、2次元電気泳動やクロマトグラフィーを質量分析装置に組み合わせることで、 生体内に含まれる微量のタンパク質の質量を測定し、得られたデータからどのようなタンパク質であるか同定することが可能になりました。 例えば、病気の動物と健常な動物のタンパク質を比較し、病気の動物が多く持つタンパク質(バイオマーカー)を同定し、 病気の新しい診断方法を確立することなどができます。

プロテオーム解析機器


1. MALDI-TOF型質量分析装置 (ブルカージャパン株式会社製、ultrafleXtreme)
微量のタンパク質、ペプチドからアミノ酸配列を同定することができます。生体試料の他、凍結切片を用いてイメージングをすることもできます。


2. ESI-IT型質量分析装置(ブルカージャパン株式会社製、amaZon ETD-OF)
ナノESI-MS分析で確実に高い性能を発揮するnanoElute(ブルカージャパン株式会社製)も装備しております。


3.生体分子間相互作用解析装置(グローバルライフサイエンステクノロジーズジャパン株式会社製、Biacore X100)
標識をせずに生体分子間の相互作用をリアルタイムでモニタリングすることができます。


質量分析解析サービス
当部門ではMALDI-TOF型質量分析装置(ブルカージャパン株式会社製、UltrafleXtreme) およびESI-IT型質量分析装置(ブルカージャパン株式会社製、amaZon ETD-OF)を用いた学内・学外への受託解析サービスを行っています。


受託解析サービスの流れ

申込書ダウンロード
・イメージングMS測定依頼相談書(WORD)
・MS測定依頼相談書(WORD)

お問い合わせ
ゲノム・プロテオーム解析部門
研究教授 宮地 孝明
TEL :086-251-7260
MAIL:miyaji-t@okayama-u.ac.jp

受託解析料金(外部料金)
◆MALDI-TOF◆
分析内容 料金
MS測定 12,500円
MS/MS測定 25,000円
イメージングマス 125,000円
データ解析 無料~

◆ESI-IT◆
分析内容 料金
LC-MS/MS測定 75,000円~
データ解析 無料~

◆前処理◆
分析内容 料金
溶液内消化 25,000円
ゲル内消化 25,000円
脱塩作業 3,500円
イメージングマス:切片作成
(ライカマイクロシステムズ社:凍結ミクロトームCM1850)
25,000円
イメージングマス:マトリックス吹付け
(ブルカージャパン株式会社:ImagePrep)
37,500円


◆営利団体は別料金となりますので、お問い合わせください。

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