百日咳についての注意喚起(2018/05/14)


沖縄県で流行中の麻疹(はしか)が他県にも広がっており問題となっていますが、百日咳の情報提供です。

岡山県では、第18 週(4 / 30 5 / 6)までに58 名の百日咳患者の報告がありました。これは全国的にみても7番目に多い患者報告数です(図)。特に第2 四半期は第1 四半期に比べ、多くの報告がみられてきています。年代別では小学生26 名、中学生12 名が多いですが、20歳以上も約3分の1を占めています

 

百日咳は、百日咳菌による急性気道感染症で、一年を通じて発生がみられます。近年、乳幼児期の予防接種の効果が減弱した成人の発病(いわゆる「ワクチン切れ」)が問題になっています

 

感染経路は主に飛沫感染、あるいは手指を介した接触感染です。

感染後、通常710 日間程度の潜伏期を経て発症し、風邪症状で始まり、次第に咳の回数が増えます(カタル期:約2 週間)。
咳は次第に発作性けいれん性の咳(痙咳)となり、発作をくり返します
。おう吐や顔面浮腫を起こすことがあります(痙咳期:23 週間)。時折発作性の咳が出ますが、全経過23 ヵ月で次第に回復していきます(回復期)。

成人は典型的な症状を示さず、ワクチン未接種の新生児・乳児の感染源となることがあります。

 

予防法は、予防接種とともに、感染者との接触を避けること、流行時のうがいや手洗い、手指の消毒などです。また、感染時は、軽症でも菌の排出があるため『咳エチケット』を心がけ、感染拡大防止に努めて下さい。

 

当センターでも昨年末から3例の百日咳患者を認めています。

百日咳は学校保健安全法では第二種に分類され出席停止となる疾患であり、本学では公欠の対象疾患です。

咳が長く続く、風邪症状がなかなか治まらないといった場合は早めに医療機関を受診してください。

 

図 岡山県感染症情報センター週報  2018年 第18週(4 / 30 5 / 6)より

 

<参考>

岡山県感染症情報センター

http://www.pref.okayama.jp/uploaded/attachment/233551.pdf

 

感染症(出席停止・公欠等)

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/student/kouketsu_03.html