岡山大学保健管理センター

 マイコプラズマ感染症に関する注意喚起  (平成27年11月9日

徐々に寒さが増してくる今日この頃です。

国立感染症研究所の感染症発生動向調査によれば、マイコプラズマ肺炎の第42週(101218日)の定点当たり報告数は0.61人で、低いレベルで推移していた過去2年の同時期より報告数が多くなっているとのことです。岡山県下では倉敷市の小学校で、マイコプラズマ感染症(疑い)による学級閉鎖がありました。

ここ数週間、本学学生においても咳が長引き、近隣の病院にて、マイコプラズマ感染症と診断され治療をうけている学生がでております。

若者に多く、頑固な乾性の咳を特徴とするマイコプラズマ感染症。

大学内での流行を抑えるためにも、咳の続く方は早急に医療機関を受診しましょう。

「マイコプラズマ」とは、ウイルスとほぼ同じ大きさの微生物で、感染すると咽頭炎・気管支炎・肺炎などをおこすことがあります。

マイコプラズマ感染症は若者に多く、2030歳代の肺炎では最も頻度が高いと言われています。

主に咳によって人から人に飛沫感染します。

マイコプラズマのワクチンは今のところありませんので、予防のためには、うがいと手洗いを励行し、感染者との濃厚な接触を避けること、流行期には人ごみをできるだけ避けることが重要です。また、感染した場合は、拡大防止のためにマスクを着用するよう心がける必要があります。

マイコプラズマ感染症の特徴は、頑固な乾性の咳(痰が絡まないコンコンという咳)が続くことで、咳は発作的に起こり胸痛を伴うこともあります。夜間に咳が続く場合は要注意です。

潜伏期は通常23週間。

初期症状は発熱、全身倦怠感、頭痛など。(風邪の症状と類似しているので注意!)

咳は初期症状出現後35日から始まることが多く、乾性の咳で、経過に従い咳は徐々に強くなり、解熱後も長く続くことがあります(34週間)。
症状により、2〜3日で治る場合もあれば、治るのに1ヶ月以上かかる場合もあります。

マイコプラズマ感染症を疑う場合には、診断・治療のため、医療機関を受診し、有効な抗生物質投与が必要です。

参考: マイコプラズマ肺炎に関するQ&A(厚生労働省)

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou30/

全国のマイコプラズマ肺炎のデータ

thumb_544396_mico1 (2)
 

【問い合わせ先】 保健管理センター (内)7217