岡山大学形成学科

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臨床

四肢の再建

手や足の悪性腫瘍を切除すると、縫い閉じることが出来ないような大きな皮膚の欠損が出来てしまうことがあります。 また、交通事故などによるケガで、大きく皮膚が無くなってしまうこともあります。このような場合によく行われるのが植皮です。 植皮とは血流のない薄い皮膚の移植で、傷の上に薄い皮膚をのせておくと、一週間くらいで皮膚がくっつきます。 しかし、植皮は血流がないため、血流の悪い組織(骨、腱など)や人工物(人工関節、金属プレート、人工骨など)の上にはくっつきません。 そのような場合には血流のある組織(皮膚、脂肪、筋肉など)の移植が必要となります。

近くに移植可能な組織がある場合には、その組織を移動して皮膚の欠損をカバーします。 しかし、近くに移植可能な組織が無い場合には、離れた場所からの移植になります。離れた場所から移植する場合には、 移植する組織を完全に切り離して移動する必要があるため、移植する組織へ行く血管をつながなければなりません。 血管をつなぐことにより、移植した組織に再び血液が流れ、組織は生きることが出来ます。これにはマイクロサージャリーの技術 (顕微鏡を用いて直径1mm前後の血管や神経をつなぐ技術)が必要となります。

形成外科ではこのマイクロサージャリーの技術を用いて、様々な組織の移植(皮膚、脂肪、筋肉、骨、神経など)を行っています。 たとえば、交通事故による開放性骨折や骨腫瘍などで手足の骨や皮膚が失われた場合、このマイクロサージャリーの技術を用いると、 血流のある骨や皮膚を同時に移植することが出来ます。この様に形成外科では、無くなってしまった組織の種類や量に応じて、 最適な方法を選んで再建を行っています。

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