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全身熱傷
熱傷の重症度は、①深達度(皮膚が損傷を受ける深さ)と、②受傷面積(広さ)で決まります。
①深達度は1〜Ⅲ度までの4段階があり、1度熱傷は日焼けなどにより表皮に赤みが出る程度で特別な治療は必要としません。Ⅱ度熱傷は皮膚に水泡(水ぶくれ)が形成されます。さらにⅡ度熱傷は浅達性Ⅱ度熱傷と深達性Ⅱ度熱傷の2種類に分けられます。浅達性Ⅱ度熱傷は水泡の底が赤みを帯びて痛みが強く、通常は2週間程で治癒し瘢痕(傷跡)を残すことはありません。深達性Ⅱ度熱傷は水泡の底が白っぽく見え、痛みはあまり感じず、治癒するまで3〜4週間はかかります。治癒後に肥厚性瘢痕(硬く盛り上がった傷跡)や瘢痕拘縮(引きつれ)を起こす可能性があります。Ⅲ度熱傷は最も重症で、皮膚が全層で損傷され、知覚を感じなくなり、白色あるいは褐色または炭化しています。治癒には数ヶ月を要するため、皮膚移植が必要となることが多いのが特徴です。
②受傷面積の簡便な測定法として、本人の手のひらを体表面積の1%として測る方法があります。例えば手のひらが3つ分なら3%の熱傷とします。また、広範囲熱傷は入院しての点滴・栄養・呼吸管理が必要となり、受傷面積はおよそ片足(足の付け根からつま先まで)の面積以上になります。
熱傷を受傷した場合、とにかく冷やすことが重要です。水道水などの流水で20分程冷やして下さい。またⅡ度熱傷で水泡が形成されている場合は水泡を破らずに早いうちに受診するようにしてください。Ⅱ度熱傷であれば受傷面積にもよりますが、保存的加療(軟膏処置等)で治癒します。受傷部に感染が怒った場合は受傷時よりもさらに深達度が深くなりますので、たとえ軽症であったとしても、早いうちに受診されるほうがいいでしょう。
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