尿中微量アルブミン, Urine albumin


臨床的意義
 
糖尿病患者で尿中微量アルブミンを測定する意義は、早期腎症の診断と治療に役立てることにある。尿中アルブミンの排泄量が基準範囲のものと比べ、微量アルブミン尿を呈する症例では、将来的に持続性蛋白尿に進行する確立が高いことや増殖性網膜症や心血管系疾患で死亡するリスクファクターとしての意義も注目されている。

測定機器: 日本電子BM1650(平成18年7月18日より)
         日立7070(平成18年7月14日まで)

相関
平成18年7月18日
X=旧機器、旧試薬
Y=新機器、新試薬
Y=0.82X+2.66 r=0.994  n=192

測定方法: 免疫比濁法

測定試薬: 
デンカ生研

基準範囲: 2.60〜16.60 mg/day

米国糖尿病学会(ADA)の分類.1998

category 24-h collection timed collection spot collection
normal <30mg/24h <20μg/min <30μg/mg creatinine
microalbuminuria 30〜300mg/24h 20〜200μg/min 30〜300μg/mg creatinine
clinical albuminuria >300mg/24h >200μg/min >300μg/mg creatinine

微量アルブミン尿の診断とその手順
 
尿中アルブミンの日内変動、日差変動は大きく、こと運動によりアルブミン排泄率は増加する。したがって、1回のみの検査で判断をすることは危険である。微量アルブミン尿の診断には、蓄尿が必要なため日常検査には向かないので、より簡便なスクリーニング法が必要となる。試験紙法で尿蛋白が陰性の患者に限って随時尿でアルブミンとクレアチニンを同時に測定し約30 mg/g・クレアチニン以上であれば異常の可能性が高いと判断し蓄尿を行いアルブミン排泄率を求め微量アルブミン尿の確認をすることがよい。尿中微量アルブミンは、慢性糸球体腎炎の潜伏期や良性腎硬化症などの非糖尿病性腎疾患や尿路感染症、高血圧、うっ血性心不全などでも出現するので除外診断が必要である。

採取容器:
茶)生化学一般用分離剤入り試験管

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