ヒト絨毛性ゴナドトロピン-β, HCGβ(human chorionic gonadotropin β subunit) 


臨床的意義
 hCGは,胎盤から分泌される性腺刺激ホルモンで,分子量約38,000の糖蛋白である。αとβのサブユニットからなり,βサブユニットはhCG特異性が示される。意義として妊娠の早期確認,流産,子宮外妊娠および絨毛性疾患の診断,治療効果および寛解の判定などの指標および,異所性HCG産生腫瘍のマーカーなどに有用である。
 
異常値を示す疾患
高値疾患: 多胎妊娠 ・ 胞状奇胎 ・ 絨毛性腫瘍 ・ 睾丸腫瘍 ・ 異所性産生腫瘍

低値疾患: 子宮外妊娠

測定法: 蛍光酵素免疫測定法、尿検査はOML

測定機器 : AIA CL2400(東ソー株式会社)(平成29年5月8日より)
       
AIA-2000(東ソー株式会社)(平成25年12月9日から平成29年5月2日まで)
        AIA-1800(東ソー株式会社)(
平成17年3月26日から平成25年12月6日まで)

基準値: 血清 0.5 mIU/mL 未満, 尿 0.5 ng/mL 以下 (平成12年10月2日より変更)
         
血清 1.0 ng/ml 以下(平成17年3月25日まで)     
        
(以前の基準範囲  血清 0.5 ng/ml 以下, 尿 0.1 ng/ml 以下)

相関: 
平成29年5月8日
X=旧機器
Y=新機器
Y=0.9438X-386.75 r=0.9985  n=112

平成25年12月9日

検体採取・測定条件
血清または部分尿を用い,測定時まで凍結保存をする。
溶血,乳ビによる測定値への影響は認められない。

生理的変動

・絨毛で産生される為,通常は検出されない。

採取容器:血液
茶)生化学一般用分離剤入り試験管      尿:OML(尿容器外注会社:OML)

関連項目

HCG-β-コアフラグルメント
エストリオール(E3)

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