LDL-コレステロール定量, LDL-C, LDL-cho(low density lipoprotein cholesterol)


臨床的意義
 
一般的に血清総コレステロールを高脂血症の指標として用いているが、HDL-コレステロールやVLDL-コレステロールを含んでいるため、必ずしもよい指標とはいえない。血中のLDL-コレステロールの測定は、種々の高脂血症の診断、治療のためのよい指標である。LDL-コレステロールは動脈硬化に直接関与する重要なファクターであり、日本人に多いCETP(cholesterol ester transfer protein)欠損によりHDL-コレステロールが高値のために高コレステロール血症となっている症例があるため正確にLDL-コレステロールを測定する必要がある。

測定方法: 酵素法

測定機器: 日本電子BM2250(平成18年7月18日より)
        日立7170自動分析装置(平成18年7月14日まで)

測定試薬:  協和メディクス(平成22年5月12日より)
                  第一化学(平成18年7月18日より 平成22年5月11日まで)
              
協和メディクス(平成18年7月14日まで)

相関
平成22年5月12日

平成18年7月18日
X=旧機器
Y=新機器
Y=0.98X+0.83 r=0.999  n=200

基準範囲: 70〜139 mg/dl(統計結果より)

動脈硬化学会基準

コレステロール値適正域 120mg/dl未満
コレステロール境界域 120〜139mg/dl
高コレステロール血症 140mg/dl以上

異常値を示す疾患
高値: 家族性高コレステロール血症(WHO分類IIa型)、家族性混合型高脂血症(IIb型)、糖尿病、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群、原発性肝細胞癌(LDL産生)、閉塞性黄疸、肥満

低値: 家族性低コレステロール血症、先天性無βリポ蛋白血症、甲状腺機能亢進症、吸収不良症候群、慢性肝炎、肝硬変

採取容器:
茶)生化学一般用分離剤入り試験管
 
関連項目

HDL−コレステロール
総コレステロール(TCHO)

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