シアリルSSEA-1・シアリルLex-i抗原・SLX, SSEA-1(sialyl stage-specific antigen-1・SLX:sialyl Lewisx-i antigen) 

平成17年3月28日より外注MBC;平成17年4月1日よりMCMに社名変更;平成26年4月1日よりLSIMへ社名変更

測定方法: 
RIA法 核医学診療室

基準範囲: 
38 U/ml以下

臨床的意義

 シアリルSSEA-1抗原は,SSEA-1抗原の類縁抗原の一つであり,シアル酸によって修飾された抗原である。SSEA-1抗原は,はじめマウスの着床前の初期胚に発見された抗原であり,胚発生の一定の時期に特異的に出現するため発育時期に特異的な胎児性抗原の第1号(SSEA-1)と名づけられた。SSEA-1系統の抗原は胎児性の糖鎖抗原であり,そのため癌細胞に高頻度に出現すると考えられている。本抗原の本体は,末端にシアリルLexハプテンの構造を有する一連の糖鎖抗原である。本抗原は癌細胞と血管内皮細胞の接着(ELAM-I)を媒介することから,癌細胞の血行性転移と関連しており,肺腺癌,卵巣癌,膵癌および癌の転移能の評価や経過観察に有用である。

異常値を示す疾患 
高値疾患: 肺癌・卵巣癌・膵癌

採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管

生理的変動
 SSE-1抗原は胎児期に形成される気管支腺細胞で陽性になり,出生後も持続的に陽性を示すことからびまん性汎細気管支炎,肺線維症,気管支拡張 症,重症肺結核でときに偽陽性を示す。 

関連項目

CEA
SCC
NSE
CA125
CA19−9
SCC
SLX
CYFRA

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