1.5-アンヒドロ-D-グルシトール, 1.5AG(1.5-Anhydro-D-glucitol)
平成14年3月31日まで院内検査
平成14年4月1日より外注(MBC)
平成19年4月1日より社名変更MCM
平成26年4月1日より社名変更LSIM

臨床的意義
 1,5アンヒドログルシトール(1,5AG)は構造がグルコースに似たポリオールで、体内に豊富に存在する。1,5AGはごく少量ずつ毎日食物より供給され,余分な分は尿へ排泄される。1日の尿中排泄量と経口摂取量はほぼ均衡する。正常では1,5AGは、腎尿細管の1,5AG/マンノース/フルクトース共輸送体によりほぼ99.9%再吸収を受けるが、高血糖に伴うグルコース排泄(尿糖)により、再吸収が競合阻害を受け、尿中へ喪失されて血中濃度が低下する。1,5AGは尿糖の影響を受けて増減するため、通常、現在ないし直近の血糖コントロール状態と一番よい相関を示す。したがって経時的測定により一定期間の血糖の流れが明確に示されるため、治療効果や患者の状態の迅速な把握にきわめて有用である。1,5AGのモニターにより、血糖の下げ過ぎを未然に防ぐことや、急速な血糖降下を避けることが容易になるばかりでなく、薬剤の切れ味の確認にも役立つ。1,5AGは血糖の近正常域(HbA1cで6〜8%のレベル)で大きな変動幅を有するため、他の血糖指標よりも正確で客観的な血糖情報を提供する。

測定方法: 比色法

測定機器: 7170形日立自動分析装置(平成14年3月31日まで)

測定試薬: カイノス(平成14年3月31日まで)

基準範囲:  14.0 μg/dL 以上 (平成14年4月1日より)
                     10.7 μg/dl 以上 (平成14年3月31日まで) 
  
異常値を示す疾患

低値 腎性糖尿、oxyhyperglycemia、妊娠(30週以降)、慢性腎不全(クレアチニン3.0mg/dl以上)、長期IVH、飢餓、重症肝硬変

採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管

関連項目

HbA1c
グリコアルブミン

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