救急科とは
岡山大学病院で最も新しい診療科の一つで,さまざまな救急患者さん,急変患者さんの重症度,緊急度を速やかに判断し,生命維持および救命を専門とする臨床科です。岡山大学病院では救急部(救急外来),救急集中治療部(救急病棟)の管理責任科として患者さんの命を守っています。
医師のご紹介

- 救急科長/救急部長/救急集中治療部長
- 氏家 良人 教授
スタッフ
| 長野 修 | 講師 | [人工呼吸管理,集中治療] |
|---|---|---|
| 市場 晋吾 (岡山理科大学工学部生体医工学科教授) | 医員 | [膜型人工肺(ECLS),人工呼吸管理] |
| 大川 元久 | 助教 | [脳神経外傷学,ヘリ搬送] |
| 田中礼一朗 | 助教 | [救急医学,外科学] |
| 寺戸 通久 | 助教 | [救急医学,災害医学,医療教育学] |
| 黒田 浩光 | 助教 | [人工呼吸管理,ショック] |
| 朴 範子 | 医員 | |
| 門田 知倫 | 医員 | |
| 芝 直基 | 医員 | |
| 多田圭太郎 | 医員 |
※[ ]内は専門領域
診療体制
8名の救急専門医と2名の救急指導医を擁し,これらの救急専門医はさらに,外科専門医(3名),集中治療専門医(3名),麻酔科蘇生科専門医(3名),外傷専門医(1名),脳神経外科専門医(1名),透析学会専門医(1名),ドクターヘリ専門医(1名),温泉療法医(1名)などの複数の専門医資格を有しており,中四国では最高レベルの救命救急医療を提供しています。これらの専門医とその下で救急医療に専従する医師合わせて14名が交替制で24時間365日外来,病棟勤務を行いつつ,他の院内各診療科と密に連携を取りながら全身的治療を進めるため,高い医療レベルを維持できています。

治療方針
あらゆる手段を駆使して救命に当たります。
主治医,担当医を中心に全医師が患者さんの治療,救命管理に責任を持ちます。
毎日2回(朝,夕),診療カンファレンスを行い,病態評価,治療内容を確認します。
完全交替勤務制とし医療者の疲弊を防ぎ,患者安全を重視した治療を行います。

診療内容
救急科医師は救急部(救急外来)では,救急患者さんの中でも救急車で搬入されてきた重症患者さんに対して限られた時間内で診断と応急処置,救命救急治療を行います。他院では治療困難な呼吸不全,循環不全,腎不全など多臓器不全に陥っている内因性重症患者さん,交通事故や災害で発生した重症多発外傷患者さん,重症熱傷患者さん,急性中毒患者さんなどの外因性重症患者さんを可能な限り受け入れます。脳卒中に関しては,神経内科,脳神経外科とともに脳疾患専門チームを構成し,高度で速やかな対応が可能となっています(救急部HP参照)。
救急科医師は入院棟(救急集中治療部)では最重症救急患者さんに対して連日診断とともに高度で集約的な救命集中治療を行います。また,院内の各科専門外来・入院患者さんの急変時にも速やかに駆けつけて救命処置を行っています(救急集中治療部HP参照)。
救急科医師は岡山市消防局との提携により消防防災ヘリコプター(ももたろう)を用いたピックアップ方式により,救急現場に赴き治療に当たることもあります。さらに,大地震や津波,テロなどの大規模災害の際にも医療チームの中心となって携わり,海外まで出動することもあります。
以上のようなことから,広域災害ネットワーク(光回線),岡山市消防本部との直通回線,中毒情報に関わる各種データベースへ常時接続可能な体制をとっています。

救急医療教育
救急科は,院内において,医学部学生,医科研修医,歯科研修医,各病棟スタッフなどに対して心肺蘇生の教育に当たっています。
また,NPO法人救命おかやまと連携し,その中心メンバーとなって,BLS,ICLS,ACLSなどの心肺蘇生教育,JPTEC,JATECなどの外傷初療教育,ISLSなどの脳卒中に対する初療教育の岡山県における普及に当たっています。
さらに,岡山救急医療研究会,岡山人工呼吸セミナー,岡山救急初療研究会,岡山卒後救急セミナー,中国四国侵襲制御フォーラムなどの事務局となり,岡山,中国四国の救急医,救急医療に従事する医療者に対して救命救急医療の教育のまとめ役に当たっています。