心臓血管外科 独自HP

心臓血管外科とは

成人循環器病棟に循環器内科と合同で 40 床,小児外科病棟に 28 床,先天性心臓病集中治療病床16 床(現在の稼働10 床)により年間 600〜700例の心臓血管外科手術を誇る世界のLeading Surgical Unitの一つ。

医師のご紹介

心臓血管外科長代行
笠原 真悟 教授
[先天性心疾患]

スタッフ

笠原 真悟 教授 [先天性心疾患]
王  英正 教授(新医療研究開発センター) [心不全,再生医療]
赤木 禎治 准教授(循環器疾患集中治療部) [成人先天性心疾患,小児先天性心疾患]
新井 禎彦 講師 [先天性心疾患,心移植]
大澤  晋 講師 [血管外科,ステント治療]
増田 善逸 助教 [成人心臓外科]
小谷 恭弘 助教 [先天性心疾患,成人心臓外科]
藤井 泰宏 助教 [血管外科,先天性心疾患,成人心臓外科]
黒子 洋介 助教 [成人心臓外科、先天性心疾患、心移植]

※[ ]内は専門領域

外来診療医・曜日別診療領域
  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
外来診療医 講師,助教 講師,助教 (手術日) 講師,准教授,助教 (手術日)
曜日別
診療領域
午前 血管外科外来 一般外来
小児心臓外来
成人先天性外来
  一般外来
成人先天性血管外科外来
血管外科外来
 
曜日別
診療領域
午後 成人心臓外科
血管外科外来
一般外来
小児心臓外科外来
成人先天性外来
  一般外来
成人先天性血管外科外来
血管外科外来
 

※佐野俊二元教授におかれましては、平成28年11月30日をもちまして退職されました。
現在、当院では診察、手術は行っておりません。また佐野先生によるセカンドオピニオンは行っておりませんので、ご了承ください。

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診療体制

2013年5月より新総合診療棟に移転。それに伴い週4日(週6コマ)の手術日が毎日の手術に増加,週10ー15コマが可能となる。それに伴い手術症例数の増加が見込まれ,現在の手術待ち200人が大幅に緩和される予定。また待望のハイブリッド手術場も完成し,高度先進医療対応施設となる。ICU,CICUも18床に増床となり,これによりわが国有数の施設が完成する。
先天性心疾患は笠原を中心に,成人心疾患はドイツ,ライプチッヒ循環器センターより帰国した増田助教を中心に,血管外科,ステントグラフトなどの血管内視鏡治療は大澤助教を中心とした新しい体制になる。

治療方針

患者さんの生命,QOLを追求する世界のトップレベルの医療を提供します。

得意分野

対象疾患

診療内容

心臓血管外科では先天性及び後天性の心疾患,血管疾患の診断,外科治療を行っています。
心臓・大血管手術数は400ー500例前後であり,全国国公立大学一の症例数と成績を誇っています。特に先天性心疾患の成績は,全国いや世界でもトップクラスであり,中四国は言うに及ばず遠く関東,九州または海外からも新生児や複雑心奇形児が紹介されてきています。
そのため先天性心疾患では心房中隔欠損症,心室中隔欠損症,ファロー四徴症等の比較的よく見られる疾患だけでなく左心低形成症候群,単心室症,肺動脈閉鎖症などの複合心疾患や,新生児期に緊急手術を必要とする疾患などを中心に手術治療を行っています。これらの重症例の多くは胎児診断の発達により,多くは出生前に診断がついており,そのため出生前に岡山大学病院に入院していただいています。手術のためには正確な診断が必要で,小児科,産科と協力して心エコー検査,胎児心エコー検査,心臓カテーテル検査等を行っています。
最近増加傾向にあるのが成人先天性心疾患であり,循環器治療部の赤木禎二医師らと共同で年間100ー200例のカテーテル検査治療,手術を行っています。後天性心疾患には弁膜症のほか狭心症や心筋梗塞及びそれに伴って生じた合併症を中心とする虚血性心疾患や不整脈などが含まれ,弁形成,人工弁置換術,冠状動脈バイパス術や不整脈に対する手術などが組み合わされて行われています。ドイツ,ライプチッヒ循環器センターより帰国した増田助教を中心に世界最新の治療が始まったところです。
大血管疾患では大動脈瘤(解離性,胸部,腹部),大動脈炎症候群などが対象となり,人工血管置換などの手術だけでなく,高齢者や,他の疾患を有していて手術の危険性が高いと考えられる場合には侵襲を少なくする目的で人工血管とステントを組み合わせて,カテーテルを用いて大動脈内から修復を図る血管内治療も導入しています。新総合診療棟に導入された世界最新鋭のハイブリッド手術場器機による血管内治療が増加することは間違いありません。
末梢血管疾患では動脈硬化性疾患が増加していますが,その他にバージャー病などの動脈疾患や静脈瘤,静脈血栓症などの静脈疾患があります。人工血管によるバイパス手術だけでなくカテーテルを用いてバルーン拡張術やステント留置術などの非手術的治療も盛んに行われています。
その他,心臓移植,左心低形成症候群などの術後重症心不全に対する再生医療や補助人工心臓等の先進医にも積極的に取り組んでいます。
また,これらの治療を受けられた患者さんの術後フォローアップも院内,院外の内科,小児科と連携して外来で行っています。そして,最近増加の一途をたどる成人先天性心疾患に対する治療は循環器治療部と共同で年間100ー200例に及び,全国1の成績と治療内容を誇っています。患者さんは全国から訪れ,また成人先天性心疾患外来も開設,遠隔医療機器を用いたフォローアップも充実しています。
なお循環器疾患集中治療部と合同で行っている心房中隔欠損症に対するカテーテル治療は,本年も年間100例を超えるペースで施行されており,日本全体の1/3以上の症例数と日本一の成績を誇っています。

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外来受診のご注意

セカンドオピーニオンは常に込み合っており,重症例が重なると時間の変動が避けられません。お早目の予約をお願いします。外来予約は診察終了後あるいは電話で行っています。診察時間については患者さんの数で変動がありますのでご了承ください。

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高度先進・特殊医療

保険診療で実施している技術
先進医療(高度医療)として届出を行っている技術
治験として実施している技術
臨床研究として実施している技術

主な検査と説明

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検査部門では,小児循環器科,循環器治療部の強力なバックアップにより,心臓超音波検査・カテーテル検査では世界水準を誇り,より確実な診断・治療方針の決定に全力を注いでおります。また成人部門でも循環器内科との協力で,迅速な診断・治療開始を行っております。また,超音波部門については専門技師(ソノグラファー) 2 名による精密検査が可能となっております。

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主な検査・医療設備

人工心肺装置

心臓,大血管手術には不可欠で,手術中の心・肺機能の補助を行います。輸血が避けられなかった乳児,幼児にも低侵襲,無輸血手術を行うための回路内充填量を200〜300mlまで制限した小型回路も準備しました。成人では術前自己血貯血による無輸血手術例も増えています。重症心不全例に使用するECMO,PCPSを始めとする補助循環装置や補助人工心臓も待機しています。年間300例以上の開心術や移植・救急例に対応するため5名の人工心肺専門MEが常駐しています。

凍結凝固治療装置

不整脈治療を目的とした手術中に侵襲の軽減,時間の短縮を得るため-80℃以下の低温で組織を凍結し,不整脈源を除去し,伝播を抑制します。

血管内治療(ステントグラフト内挿術など)

岡山大学病院は,胸部大動脈瘤,腹部大動脈瘤の関連11学会構成ステントグラフト実施基準管理委員会の施設認定と実施医認定を受け,動脈瘤治療にステントグラフト(人工血管とステントを組み合わせたもの)治療が行われています。特に高齢者や,他の疾患を持っており動脈瘤手術の危険性が高いと考えられる場合に,開腹,開胸しないで手術する術式を選択することができます。

集中治療室
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2013年5月の新総合診療棟完成により,毎日2−3室を使った心臓血管手術が可能になります。手術枠は現在の倍になります。またそれに伴い小児心臓専用の集中治療室(CCCU)12ー16床,成人心臓専用集中治療室6ー10床に増床となります。これにより,1日3例以上の予定手術の他,緊急手術にも対応可能となります。また,重症緊急例は屋上に設置されたヘリポートにより遠方からも安全に搬送可能となっています。これらの全国1・2の設備を持つ施設には海外からも見学依頼が絶えません。

心臓超音波検査(心エコー検査)

心疾患(特に小児先天性疾患)や大血管疾患の診断,動的機能評価に不可欠の検査となっています。侵襲がなく,反復して行えることから小児例や術前後の経過観察に有力です。最近では経食道心エコーも進歩し,体表面からだけでは困難であった病変,部位の検査精度も向上しています。

心臓カテーテル,心血管/冠状動脈造影検査

より高い精度の手術を行うために病名だけでなく,病変部位,重症度,合併病変などを正確に評価することが大切です。安全な手術に向けての地図作りとも言える検査で,小児科などとも連携して行っています。大動脈疾患などでは静脈からのカテーテルを用いた外来での造影検査法などもあります。
入院棟1階には小児,成人それぞれ1部屋ずつのハイブリッドカテーテル室が作られました。手術上ハイブリッドスイート室を含めれば3つのハイブリッド治療室を持つ全国初の施設になります。これにより,より高度な医療を提供できるものと思います。

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