男女共同参画室

ホーム > 男女共同参画室 > 「岡山大学における理系女子大学院生の研究生活の実態およびニーズに関する調査」のご報告

男女共同参画室について
男女共同参画推進基本計画
「活動紹介と新たなる事業展開を目指して」
平成26年度 男女共同参画室からのお知らせ
平成21~25年度 セミナー・イベント活動報告
ウーマン・テニュア・トラック(WTT)について
女性研究者支援
女性サポート相談室
アンケート・インタビュー調査
人材登録バンク
メンタリング
おかやまサイエンス・トーク
保育施設
他機関情報
その他事業への参加
男女共同参画室ニュースレター

岡山大学における理系大学院生の研究生活の実態およびニーズに関する調査

岡山大学における理系大学院生の研究生活の実態およびニーズに関する調査

男女共同参画室では、平成22年11月24-26日に自然科学研究科および環境学研究科に所属する女子大学院生を対象に研究生活の実態およびニーズ調査を行いました。合計20名の大学院生の方々に協力していただきました。4グループに分け、参加者3~7名に対してファシリテーター1名でグループインタビューを行いました。
本報告はそこで得られた意見を分析した結果です。ご協力いただいた皆様方には厚くお礼申し上げます。
詳しい調査方法および結果につきましては「事業成果中間報告書」をご覧ください。なお、調査結果は本学における女性研究者支援を進めていく上で参考にさせていただきます。


主な調査結果のご紹介

アンケート結果1.女子大学院生の将来のキャリアに対する考え方


・卒業後の進路としては企業での研究職を目指す参加者が半数いましたが、大学教員を目指す参加者はいませんでした。

・博士前期課程の参加者が後期課程に進学しない理由として、

1)企業で働くことの魅力
2)仕事量の多さ
3)大学の世界の狭さ
4)将来の不確実性
5)大学教員職の教育負担、および
6)現在の研究室における教員と研究スタイルの問題
が挙げられました。


アンケート結果2.理系における女性の少なさについて

・理系に女性が少ない理由として、
1)高校で理系科目を選択する女性が少ないことおよび
2)大学卒業後の職業選択にあたって仕事が大変な理系の職業を選ぶ女性が少ないこと
が挙げられました。

・本学で実施している「学都・岡大発 女性研究者が育つ進化プラン」についてどのように思うかを尋ねたところ、肯定的な意見より否定的な意見の方が圧倒的に多く挙がりました。

否定的意見の例:
1)女性が採用において優遇されることへの反発
2)女性の研究者を増やすことへの疑問

肯定的意見の例:
1)支援体制を整備することに賛成
2)職を探している当事者にとって有利

・女性枠の設定や支援体制の整備よりも意識改革、研究職の魅力向上、企業からの引き抜きを行う方が重要ではないかとの提案もありました。

アンケート結果3.女子大学院生の研究・学習生活の実態に関して

・研究・学習生活において全く問題点はないと話す参加者もいましたが、いくつかの問題が指摘されました。特に多かったのは次の5つです。

研究室の方針で拘束時間が長く、休みが取れない。
仕事量が多い。
研究室の物理的環境が悪い。
研究室の教員の態度・指導方法に不満がある。
夜間キャンパス内が危ない。

・その他、情報提供の不足と説明不足(例:駐車ルール変更)、就職活動への配慮の欠如(例:中間発表の時期)、サービスにおける対応の悪さ(例:ハラスメント相談)、修学環境の悪さ(例:図書館の冷房) 、費用(例:学会参加費)、人間関係(例:知り合いの少なさ)が挙げられました。

アンケート結果4.女子大学院生の修学環境に対する意見・要望

・参加者は、理系の女子学生や女性研究者が増えるためには

1)両立のための支援体制の整備および
2)女性教員の増加

が必要であると考えていました。

[*参考:参加者の特徴*]
【所属】
自然科学研究科 18名、環境学研究科 2名
【専門分野】
理学 3名、工学 10名、農学 7名
【学年】
博士前期課程1年 13名、博士前期課程2年 5名、博士後期課程1年 1名、博士後期課程2年 1名


お問い合わせ先

〒700-8530 岡山市北区津島中1丁目1番1号
岡山大学ダイバーシティ推進本部男女共同参画室
TEL/FAX: 086‐251‐7011
E-MAIL: sankaku1@adm.okayama-u.ac.jp
アンケート結果



 平成21年度文部科学省科学技術振興調整費 「女性研究者支援モデル育成」