ダイバーシティ推進本部紹介

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本部長挨拶

人は多様な属性を持っており、一人一人はその持っているものが異なります。社会はそのような多様な人たちが一緒になって作り上げているものです。一つの指標で、ある人の全てを把握することは不可能であると分かっていながら、私たちは思いこみや目先の効率のために、ついこのことを忘れがちです。
 ダイバーシティとは「多様性」という意味です。ダイバーシティの推進とは、社会がこのように多様な属性を持っている人たちから構成されている以上、様々な組織、職場もそのような多様な人たちが一緒になって働くべきであるという、ある意味では当然なことを実現しようというものです。しかし、これは必ずしも容易なことではありません。国立大学法人も限られた資源の中で厳しく効率性を問われる組織であって、性別,国籍,年齢,障がいなどで差別せず、多様な人たちと協働するという理念を実現する際には、時に効率性の低下が懸念されるのも事実でしょう。しかし、多様な人々との協働は、基本的人権を尊重する基盤であり、その異質な部分の相互作用の中から予想もしない新たな展開が生まれ、深い意味での資源の有効利用にもつながるのです。あるべき姿の実現に率先して取り組むことは、大学の社会的使命の一つだと思います。
 本学では、多様な職員がもつ力を最大限発揮することができるようにするため、平成21年1月に、男女共同参画室、次世代育成支援室、外国人雇用推進室(平成22年3月に廃止し、発展的改組)、障がい者雇用推進室、高齢者雇用安定室の五つの室から構成するダイバーシティ推進本部を設置しました。また、平成21年10月には、「岡山大学ダイバーシティポリシー」を策定し、本学のダイバーシティ推進に当たっての指針を明確に定めました。今後は、女性研究者、外国人、高年齢者、障がい者の雇用を促進していくための具体的方策の構築と,そのための環境面の整備を全学体制で実施していく必要があります。特に,女性研究者や外国人研究者の雇用率(H21.5.1現在でそれぞれ12.7%,2.6%)の向上は重点課題で、第2期中期目標においても、研究サポート体制の構築などにより優秀な人材の確保と養成に努めることを掲げ、計画的な推進を行っているところです。男女共同参画推進については、平成23年3月に「岡山大学男女共同参画推進基本計画」を策定し、平成23年度から平成27年度までの5カ年にわたる本学における男女共同参画推進に係る基本計画、基本方針、行動計画を明確に定め、具体的な実行に移しております。
 ダイバーシティ推進本部では上記の目標を達成するため、四つの室を中心に、今後様々な施策を企画・実施し、長期的視野で組織の持続的発展を図り、全ての職員の仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の推進を目指します。このためには全学的な理解と協力が不可欠です。どうぞよろしくお願いいたします。

理
ダイバーシティ推進本部長阿部 宏史