WTT教員紹介

第1期 WTT教員紹介(平成22年度採用)

岡山大学では、若手女性研究者を対象に「ウーマン・テニュア・トラック教員制度」を発足させ、平成22年4月1日に第1期WTT教員4名を採用しました。
平成25年4月には、3名がテニュア教員として採用されました。1名はライフイベントのためウーマン・テニュア・トラック教員の任期を6ヶ月延長し、平成25年10月にテニュア教員として採用されました。(五十音順)

江口 律子(えぐち りつこ)

所  属
大学院自然科学研究科(理)
機能分子化学専攻(理学部附属界面科学研究施設)
最終学歴
東京大学大学院工学系研究科 博士課程修了
前  職
東京大学 物性研究所 日本学術振興会 特別研究員(PD)
研究内容
金属‐絶縁体相転移や超伝導など興味深い物性を示す強相関酸化物や有機物質の電子状態について、放射光などを利用した様々な分光学的実験手法を用いて研究を行っています。また酸化物や有機薄膜などの試料作製やその物性についても調べています。その基礎物性のもとにして将来的に応用に活かせるような研究を目指しています。
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[WTT3年間を振り返って]  
 WTTの3年間はあっという間でした。採用当時は初めての土地・研究室・教育経験など初めてづくしで慣れるのに精いっぱいでした。2年、3年経ち、研究と教育活動のバランスがだんだんとわかってきたように思います。周りの先生方のサポートもあり、充実した3年間を過ごしてテニュアを取得することができました。第一期WTTとして3人の同期がいたことも心強かったです。研究の話や日頃の悩みなど、同年代の女性研究者と話せる機会はとても貴重でした。ありがとうございました。

− 研究とプライベートでの抱負 −  
 岡山大学に来てから新しい研究テーマに取り組み、幸いにして研究費にも恵まれ新しい実験装置を立ち上げることができました。これからはこれらの実験装置を使ってじっくり研究を進めるのと同時に、新たな発見を目指して新しいことにチャレンジしていきたいと思います。私と同じく研究者の夫とは離れて暮らす日々ですが、いずれ落ち着いた生活ができるであろうことを願って、お互い切磋琢磨して頑張っています。

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御輿 真穂(おごし まほ)

所  属
大学院自然科学研究科(理)
バイオサイエンス専攻(理学部附属牛窓臨海実験所)
最終学歴
東京大学大学院理学系研究科 博士後期課程修了
前  職
東東京工業大学大学院生命理工学研究科 日本学術振興会特別研究員(PD)
研究内容
脊椎動物のホルモンと生理学について、主に魚を材料に研究しています。今後は両生類から哺乳類まで、さまざまな動物のゲノム情報を利用することで、新しいホルモンや機能の発見を目指したいと思っています。
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[WTT3年間を振り返って] 
 WTT期間中には時折このニュースレターに寄稿させていただいており、それをきっかけに学内の別部局の先生方とつながりができるなど、貴重な人脈を得ることができました。あっという間の3年間でしたが、自分はまだ多くの面で未熟であり発展途上です。メンターの先生をはじめ、男女共同参画室の皆様や周りの方々のこれまでのご指導・ご支援に感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

− 研究とプライベートでの抱負 −
 テニュア審査を経て、今年の4月から常勤の助教として採用されました。脊椎動物におけるホルモンの機能進化をテーマにしており、WTT期間中に培った人脈を活かして研究をさらに発展させていきたいと考えています。プライベートでは去年結婚しましたが、生活には特に変化もなく過ごしています。抱負のようなものもないのですが、研究と家庭とのバランスをうまくとっていきたいと思っています。

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三谷 奈見季(みたに なみき)

所  属
資源植物科学研究所
最終学歴
岡山大学大学院自然科学研究科 博士後期課程修了
前  職
岡山大学資源植物科学研究所 特別契約職員助教
研究内容
植物のストレスを軽減する元素「ケイ素」はケイ酸輸送体タンパク質によって植物体内へと取り込まれます。私はこのケイ酸輸送体の発現制御機構の解明を目的に研究活動を行っています。
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[WTT3年間を振り返って]
 多くの方々に支えられ、10月よりテニュア教員として着任することになりました。WTTの期間を振り返って、多くの「初めて」を経験することができた、そんな3年半だったと思います。研究に関しては初めて自分で研究費を獲得することもでき、順調に進めることができました。また「おかやまサイエンストーク」などで、高校生を前に自分の研究を紹介する機会をいただけたことも、良い経験になったと思っています。プライベートでは、WTT期間中に出産を経験し、一児の母になりました。当初は時間的な制約ができたことに不安を感じることもしばしばでしたが、研究室や男女共同参画室の方々のサポートのおかげで、今こうして仕事と子育てに取り組めています。今後は自分の研究をこれまで以上に発展させることはもちろんのこと、岡山大学のために少しでも貢献できればと思っています。そのためにも私自身が家庭生活と仕事を両立させ、これから科学者を目指そうとする女子学生たちのロールモデルとなれるよう邁進してまいります。

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西村 美保(にしむら みほ)

所  属
大学院自然科学研究科(理)
バイオサイエンス専攻(理学部生物学科)
最終学歴
岡山大学大学院自然科学研究科 博士後期課程修了
前  職
日本学術振興会特別研究員DC2
研究内容
植物を研究対象にしています。植物にダメージを与える強い日差しや真冬の低温などを環境ストレスと呼びますが、植物は一年中何らかの環境ストレスにさらされていて、温暖化による気温の上昇も深刻な問題です。植物の光合成機構に注目し、環境ストレスが植物に与える影響と、植物が環境の変化に適応するために備えている仕組みについて明らかにしていきます。
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[WTT3年間を振り返って]
 WTTの3年間を振り返ってみると、なんだか子供の頃の夏休みを思い起こさせます。そわそわした大きな期待感と、限りある時間の中にいるというじれったさ。この両方がよみがえってきて、かけがえのない経験が詰まったアルバムを手にしているように感じられます。教員としてのステップを踏み出した充実した期間でした。初めての授業や、国内外での共同研究、国際シンポジウムの運営などたくさんの出来事がありました。その中で男女共同参画室企画のサイエンストークや交流会は、中高校生に研究の紹介をしたり、同じWTT教員の人達と親しんだりすることで、日頃の研究生活にアクセントとなる楽しみを与えてくれました。恵まれた研究環境と、メンターの先生をはじめとする多くの方のご指導と支え。こうした安定感のある環境に身を置かせていただきとても感謝しています。WTT期間を通して培った力を今後の研究と教育、また家庭生活との両立に向けて、より伸ばしていけるよう努力していきます。

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