スタッフ

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 岡山大学整形外科は1954年に開講され、もうすぐ満60年となります。病院の診療部門であるとともに、大学院での医学研究も重要視され、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科生体機能再生・再建学講座(整形外科学)という正式名称も持っています。

 私は、昭和62年岡山大学を卒業し、大学院時代は骨軟部腫瘍の遺伝子解析を行いましたが、大学院時代の後半より臨床活動に復帰し、骨軟部腫瘍の治療を中心に岡大病院の病棟・外来で仕事をしておりました。また、合計5年半の長期にわたりドイツのミュンスター大学整形外科に留学させていただき、四肢再建手術トレーニングを重点的に行いました。岡山大学は、骨軟部腫瘍の中国・四国地区におけるセンターの役割を果たしております。そのため、どんな症例にも対応できる必要がありますが、ドイツでの豊富な経験は大変貴重なものとなっております。

 一方、現実の医療の現場では運動器疾患を扱う整形外科が担う守備範囲は、きわめて広いものであります。最近の「国民衛生の動向」によりますと、国民の有訴率の第1、2、3位は腰痛、肩こり、手足の痛みで、運動器関連症状が上位を占めております。日本は世界一の長寿国となり、高齢者の骨折対策やQOLの問題など、整形外科医に対する多方面からの期待は大きいでしょう。また、救急外傷の80%以上は整形外科が中心的に関与することになり、外傷教育には特に力を入れています。またアマチュア、プロを問わずスポーツ外傷に対する時代のニーズが大きくなっています。このような状況により、岡山大学整形外科の各グループ(外傷、小児整形、リウマチ・関節外科、腫瘍、脊椎、肩、手、足、リハビリテーション、基礎研究など)をバランスよくオーガナイズしていくことが重要であると感じております。各チームによる優れた臨床成績と基礎研究を岡山大学から日本のみならず世界へ発信していきたいと考えております。

 漠然と外科系の科を考えている皆さん、そして整形外科に興味を持っている学生さんや若い先生方。今が絶好のチャンスです。岡山大学整形外科はきっとあなた方ひとりひとりの希望を叶えていけると思います。どんどん、我々岡山大学整形外科に参加してください。

教授 尾﨑 敏文



略 歴

1961年11月 香川県生まれ
1987年3月 岡山大学医学部医学科卒業、岡山大学医学部整形外科学入局
1991年3月 岡山大学医学部大学院医学研究科修了
1991年4月 岡山大学医学部附属病院医員採用
1993年7月 ドイツ政府給費留学生(DAAD奨学生)としてミュンスター大学整形外科で臨床研修
1996年10月 岡山大学医学部附属病院助手採用
1999年6月 フンボルト財団研究員としてミュンスター大学整形外科にて臨床研修
2002年6月 岡山大学医学部附属病院講師、外来医長
2002年10月 ミュンスター大学でのHabilitation試験合格によりVenia Legendi fur das Fach Orthopadie (ドイツ語圏整形外科教授資格)取得
2005年6月 岡山大学医歯薬学総合研究科生体機能再生・再建学講座(整形外科学)教授
2011年4月 岡山大学病院卒後研修センター医科研修部門長