臨床精神医学研究グループ
近年社会的要請の高い思春期の精神障害を主な対象として、臨床での問題解決の道筋を付けるための「支持」「見立て」「介入」などの精神科臨床能力の研鑽、研究を長年進めてきました。なかでも摂食障害の入院治療においては家族療法、心理教育による治療を行ってきました。最近はさらに、総合病院精神医学で要求されるリエゾン・コンサルテーション活動をもう一つの柱として据えリエゾンチームを作ってグループでの対応・研究を始めています。
具体的な現在の活動内容としては下記の事柄が挙げられます。
1. 思春期コンサルテーション外来
他院主治医からの紹介を受け、様々な精神障害、様々な問題を抱えたケースに対して複数の医師で診療・治療方針の検討を行います。
2. 思春期カンファレンス
上記コンサルテーション外来でのケースや参加者が提示した症例のケース検討、治療技法についてのビデオ閲覧・文献抄読などを行っています。
3. リエゾンチームでのリエゾン・コンサルテーション活動
複数の医師と専属看護師からなるチームを組んで他科からのコンサルトのあったケースを診療し、またケースをめぐってリエゾンを行います。
4. リエゾンカンファレンス
リエゾンチームのメンバーを中心にケース検討・文献抄読等を行い、リエゾンを必要とするケースへのベストな対応を行うための研究の方向性を模索しています。
5. 児童期の心身の問題への対応
発達障害をはじめとして児童精神医学の知識、経験が必要とされるケース、小児心身症など小児科・小児神経科との連携を必要とするケースへの対応を行っています。
6. 緩和ケアチーム・緩和ケアカンファレンスへの参加
岡山大学病院は岡山県がん拠点病院に指定されており他の専門医療スタッフとともに緩和ケアチームの一員として重要な役割を果たしており、今後も精神腫瘍学の実践・研究を進めていきたいと考えています。
7. 関係機関との協力・連携を通して地域への啓発活動
グループ内で個人が、児童相談所嘱託医、高校精神科校医、産業医、地域保健所相談などの院外での活動を通して地域の関係機関との連携、啓発活動を行っています。

