教室紹介 of 岡山大学医学部

教室の歴史

professor history rev.jpg歴代教授年表 クリックすると拡大します岡山大学の精神科神経科は,開講100年をこえる歴史ある教室です。日本で初めて精神科に生物学的研究を取り入れ、日本が世界に誇る精神科医の一人にあげられる林道倫教授、内観を治療に取り入れた奥村二吉教授、合理的薬物療法を提唱した大月三朗教授、スモンの病因解明や神経病理学の発展に寄与した黒田重利教授らによって特徴付けられてきました。教室の正式名称は「岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 精神神経病態学講座」であり,診療科では「精神科神経科」となります.

教室の理念

『精神医学は,人間のこころを対象とする医学である.人間の心とは何か,それはすべからく人間という存在そのものである.人間存在そのものを対象とする学問,言い換えれば,人間に関わることはすべて精神医学に関連を有する.その意味において精神医学はまさに綜合の学である.
 熱い想いもなく,単なる知識だけで人の心を受け止めることはできまい.正確な知識や豊富な経験を欠いた,迸るような情熱のみでは治療は迷路にまよいこむ.錯綜しつつ細分化しながらも,急速な進展をみつつある現代の精神医学において,確固たる地歩を有する専門家(臨床医)を養成することが教室の存在意義であろう.
 さらに,研究も大きな教室の柱である.最先端の科学の手法を駆使して,心の不可思議に切り込んでいくこと,苦悩する病者に救いの手を差し伸べるため,常により良い治療法の開発に励むこと,これらはまさに大学に課された使命である.
 岡山大学精神神経病態学教室(旧神経精神医学教室)は1904年に正式に開設された全国有数の歴史と伝統を有する講座であり,同門会員数は500名近くになり,臨床・研究ともに全国に知られる優秀な人材を数多く輩出してきた.精神医学のみならず,神経内科学に関しても十分な研修を受けられる研修先を今なお有しており,身体疾患を見逃さない精神科医,心のケアに目の届く神経内科医の育成が可能な稀有な教室である.』