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ご挨拶

神経内科教授 阿部康二

2004年から卒後臨床研修が必修化され、「すべての医師が幅広い基本的臨床能力を身につける」ことを目標として、医学部卒業生が全国の基幹病院へ臨床研修に行く時代となりました。医学部で受けた教育を実際の臨床現場での研修によって自分のものとすることで、医師としての将来的な発展のための基礎作りが標準化されたと言えましょう。初期研修終了後は、引き続き後期研修を選択する人や、より専門的分野への興味を実現したい人など個人個人によって様々な選択が可能になって来たわけです。
神経内科は生活習慣病やメタボリックシンドロームを基盤として発症する脳卒中や認知症、頭痛、パーキンソン病などの今後ますます患者数が増加する疾患をはじめ、神経変性疾患や神経免疫疾患、リハビリテーション医学などを対象としており、救急医療においても神経内科的知識は重要とされています。高齢化社会の進行と社会的ストレスの増加によって神経内科のニーズが年々高まってきているだけでなく、最近のコンピュータ画像医学の著しい進歩や最先端の再生医療・遺伝子医学の発展は目覚しいものがあり、神経内科医療は今後ますます面白くなる分野と考えられています。ほとんど解明され尽くした感のある医学の中で、「脳の魅力」はまだまだ尽きないものがあります。
このような中で岡山大学神経内科教室は内科の専門分野の一つとして、「実力ある臨床医を育てる、熱意ある教育を行う、最先端の研究を推進する」をモットーに多くの人材を育てて来ました。臨床医学面における面白さや臨床研究における脳機能の解明など幅広い分野の中のどこかには、必ずやりがいのある分野を見出すことができることでしょう。今後とも楽しく和気あいあいとした雰囲気の中で、若い人たちの才能が本人の選択に応じて自然に伸びていくことができるように考えていきたいと思っています。