
岡山大学神経内科概要

岡山大学神経内科教室は、通算して17年目、阿部康二教授が就任してから13年目という若くて活気に溢れた教室です。教育スタッフは阿部教授以下7人で、その他に医員5人、大学院生・研究生約十数名人が学内の診療・教育・研究に日夜邁進しています。学外で内科研修や神経内科専門研修を行っている若手医師や学外の関連病院に部長や科長として赴任している医師や同窓会員を含めると、総勢80名ほどの教室です。以前から学生教育や研修医教育には特に力を入れており、平成16年度より医師の卒後臨床研修が必修化され、より一層求められるようになった「すべての医師が幅広い基本的臨床能力を身につける」目標を実現するためには、患者さんの全身をくまなく診察できる神経内科でのトレーニングが最も適しているとの観点から、より一層充実した研修プログラムを実施しています。質の高い内科・神経内科医を育成するために、教室が一丸となって楽しく毎日取り組んでいます。
岡大病院の外来では、阿部教授の一般紹介新患外来を中心に中国四国地方をはじめ関西や九州、さらには遠く関東・東海地方からも神経内科の患者が紹介されてきています。再来は主として専門外来制をとっており、松浦准教授・倉田助教がパーキンソン病外来、出口健太郎助教・出口章子助教・河野医員が脳卒中外来、池田佳生講師・森本医員が神経変性疾患外来、倉田助教が認知症外来、池田雅美医員が神経免疫疾患外来という分担で、先進的な外来診療を提供しています。神経内科病棟は出口病棟医長のもとで、多くの主治医が活躍しています。神経内科は年間の外来・入院患者数が急速に増加しており、神経内科の社会的ニーズの高まりを実感しています。また岡山県内外の関連病院からの患者紹介も急増しており、地域医療機関の内科・神経内科・脳外科との連携もますます密になってきています。
診療や教育に取り組む一方で、研究活動も活発に展開しており、研究体制としては患者数も多く社会的なニーズも高い脳卒中・神経変性疾患・認知症性疾患の3グループに分かれて毎日楽しく研究活動に邁進しています。岡山大学脳神経内科は国際的研究活動が活発で、米国のハーバード大学やスタンフォード大学への留学者も多く、海外の有名大学との共同研究も盛んに行なっています。また2007年には当教室の阿部教授が会長として第23回国際脳循環代謝学会(脳の総合科学関連学会では世界一大きい学会)を14年ぶりに日本(大阪)で開催し、過去最大の参加者を迎え大成功を収めました。また、阿部教授は2009年に世界脳循環代謝学会の理事長に就任し、2010年秋には京都で第1回World
Forum on Cerebral Blood Flow Metabolism & Functionを主催し、2011年にはスペインのバルセロナで第25回国際脳循環代謝学会を開催します。このように岡山大学脳神経内科は脳神経科学の発展に貢献し、国際的な信頼を得る教室となっています。