・学期制について

 ICUは3学期制度です。4月1日か2日に入学式があり、その後二、三日オリエンテーションがあって、4月早々に授業が始まり、6月30日で1学期が終わります。7月、8月と夏休みを十分休み、秋9月早々に第二学期が始まります。そして11月末で2学期終了、それから12月から3月までで3学期というわけで、3学期制度です。3単位科目が標準であって、1週間にその科目の授業が3回あります。普通は、水平、ホリゾンタルと言いまして、例えば月、水、金の8時半から1時間ということで同じ科目の時間割が組んであります。学生は週に3回、同じ先生と一緒に勉強することになります。原則としてホリゾンタルにとるようにしていますが、中には一遍に授業をやってしまいたいというので縦に組みたいという先生もいます。3時間縦に組むことが許されてる時間帯は、1〜7時限の内、5〜7時限しか認められていません。それ以外の午前中から午後前半にかけての時間帯は全部ホリゾンタルの時間帯です。したがって、必ず1日おきに授業をやらなければならないわけです。1時限は70分としています。普通は大学における1時限は90分ということになっていると思いますが、今の学生にとっては長過ぎます。70分でも長過ぎます。また、いま、セメスター制が広がってますが、通年制度なんていうのはもってのほかです。そんなに長くだらだらやったら、学生の頭は散漫になってしまいますので、セメスタ−でも私は長すぎると思います。そういうことで、3学期制にしていわゆる学習密度を濃くする。そして、1回に履修する科目数を3科目か4科目ぐらいに少なくし、1学期12単位以内ぐらいとするようにしています。これは大学審議会も問題にしている単位上限制の問題にも関係します。
 GPA制というのは、結局そういう評価のインターバルが短くて、そして選択構造があるという学習構造の中で本来は機能できるのです。通年でGPAをとってもほとんど意味はありません。成績が上がったか下がったか、単位が取れたか取れなかったか、それだけです。それでは学習支援にならないわけであって、言ってみれば一つの目安が出ているというだけであって、教育効果は上がらないということになります。ですから、先ほども言いましたようにGPA制というものが機能するためには、教育の本質的なところでの充実というものがなければいけないわけで、やはり教育の内容、教育の質のコントロールといいますか、そういうことのためにこのGPA制というのは一つの意味を持っているのです。





講演へ戻る