教育・専攻分野紹介



TOP教育・専攻分野紹介 › 腫瘍制御学講座 分子遺伝学分野

腫瘍制御学講座 分子遺伝学分野

清水憲二
教授 清水憲二

遺伝子を活用して病気を克服しよう

当研究室は臨床系講座および関連病院と連携することにより多くの疾患に関する研究を行っている。

近年、多くの疾患が程度の差はあるものの遺伝的素因が関係していることが分かってきたことにより、遺伝的素因についての研究が脚光を浴びている。

三大疾患である悪性腫瘍, 心臓病,脳・血管疾患による死亡率は我が国の死因の約6割を占めており、これらの疾患も遺伝的素因が関与している。当研究室ではこれらの疾患について遺伝子レベル・タンパク質レベルで解析し、疾患の発症危険度や発生機序を解明することにより疾患の治療、予防、病態予測、早期発見などの効果的な診療に貢献することを願っている。

当研究室では大別して3つのテーマで研究を進めている。


1) 悪性腫瘍、心臓病、脳・血管疾患に関わる高リスクグループの遺伝的素因に関する研究

現在、癌体質遺伝を支配する癌関連遺伝子の微小変異を検索するために、特にヒト癌に関係する修復または癌抑制遺伝子群について発癌の高リスクに関係するミスセンス1塩基多型 (ms-SNP) を検索・解析中である。これまでに約40種類のms-SNPが肺癌、頭頸部癌、食道癌、大腸癌、胃癌、前立腺癌、膵臓癌、乳癌の何れかの発症に寄与していることを発見し、更に同一個人におけるこれらのSNPの重複が癌発症危険度を決定していることを発見した。高リスクが判明した個人への適切な生活指導や定期検診により、癌の予防や早期発見ができる。

2) 発癌に関わるmicroRNA(miRNA)の研究

様々な腫瘍組織のRNAをアレイ解析、リアルタイムPCR解析することにより、癌の発生・進展に影響を及ぼしているmiRNAを解析中である。それぞれのmiRNAのターゲット遺伝子を明らかにし、がん発症機構の解明、がん抑制系の開発を目指している。

3) 発がん及び疾病原因遺伝子産物のプロテオミクス解析

医学、歯学、薬学分野における基礎研究から臨床への応用研究を含めたプロテオミクス研究を取りまとめ、統合的な研究を進めている。質量分析機器LC-MSや二次元電気泳動をはじめとする蛋白解析法を駆使して、疾病に関わる原因蛋白等の解析を行っている。

連絡先
講座名 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
病態制御科学専攻 分子遺伝学(清水憲二)
住所 〒700-8558 岡山県岡山市鹿田町2-5-1
TEL 086-235-7378
FAX 086-235-7383
E-mail shimke47@md.okayama-u.ac.jp
URL http://genet1.med.okayama-u.ac.jp/

PAGE UP