○岡山大学イノベーションマネジメントコアの設置に関する規程

令和3年9月30日

岡大規程第85号

(設置)

第1条 岡山大学(以下「本学」という。)に,学術研究,産学連携・共創及び橋渡し支援機能を集約したイノベーション創出を全学的に推進する中核組織として,岡山大学イノベーションマネジメントコア(以下「IMaC」という。)を設置する。

(目的)

第2条 IMaCは,基礎研究力強化から産学連携・共創加速を全学組織横断的に行うイノベーションエコシステムの構築を通じて,本学における財政基盤の強化,収入財源の多様化,学術・研究力の強化,人材育成,起業・新規事業創出等の加速に資することで,大学改革とともに社会に対して新たな価値を提供し続けることを目的とする。

(業務)

第3条 IMaCは,前条の目的を達成するため,次の各号に掲げる業務を行う。

 産学連携・共創に基づく事業実施に係る企業,学校,研究機関,自治体等との連携施策の企画,立案,調整及び実施に関すること。

 知的財産戦略に関する企画,立案,調整及び活用に関すること。

 研究開発プロジェクトにおける部局横断的な研究体制・人材育成体制の強化及び推進に関すること。

 イノベーション創出に関わる経営戦略の策定に関すること。

 その他IMaCの目的を達成するために必要な事項に関すること。

(統括部門)

第4条 IMaCに,組織横断課題に対応する統括部門としてプロジェクトマネジメントオフィス(以下「PMO」という。)を置き,各フィールド及び各ユニットの統括及び評価を行うとともに,案件ごとに最適なプロジェクトチームの編成を行う。

(フィールド)

第5条 IMaCに,次の各号に掲げるフィールドを置く。

 学術研究推進フィールド

学内の研究力強化,学術研究拠点・社会実装拠点の形成及び産業化等へ向けた学内の橋渡しを行う。

 人文社会系・理工系連携共創フィールド

学内の人文社会系分野及び理工系分野における産学連携・共創活動の支援及び管理を行う。

 医療系連携共創フィールド

学内の医療系分野における産学連携・共創活動の支援及び管理を行う。

 ベンチャー支援フィールド

岡山大学発ベンチャー企業等の創出,育成及び支援を行う。

 共創の場形成フィールド

科学技術振興機構「共創の場形成支援プログラム 地域共創分野育成型」の採択を受け,本学,自治体,関係企業等との連携を強化し,課題解決に向け事業の推進を行う。

(ユニット)

第6条 IMaCに,次の各号に掲げるユニットを置く。

 価値創造統合リスクマネジメントユニット

イノベーション創出のために指揮調整が必要なリスクを対象とし,研究及び産学連携・共創活動に関わるリスクマネジメントに関する業務を行う。

 知的財産戦略ユニット

知的財産戦略の企画,立案,調整及び活用に関する業務を行う。

(構成員)

第7条 IMaCは,次の各項に定める構成員で組織するものとする。

2 IMaCに,コア長及び副コア長を置く。

3 各フィールドにプロジェクトオーナー(以下「PO」という)を置く。

4 各ユニットにユニット長を置く。

5 その他コア長が必要と認める職員を置くことができる。

(コア長・副コア長)

第8条 コア長は,研究担当理事が兼ねる副学長をもって充てる。

2 コア長は,IMaCに関する業務を掌理する。

3 副コア長は,本学の職員の中からコア長が指名する者をもって充てる。

4 副コア長は,コア長の業務を補佐する。

5 副コア長のうちコア長があらかじめ指名する副コア長は,コア長の職務を代理することができる。

6 副コア長の任期は,2年とし,再任を妨げない。ただし,欠員が生じた場合の後任者の任期は,前任者の残任期間とする。

(PO・副PO)

第9条 POは,本学の職員の中からコア長が指名する者をもって充て,コア長の命を受け,当該フィールドにおける業務を掌理する。

2 各フィールドにそれぞれ副プロジェクトオーナー(以下「副PO」という)を置くことができる。

3 副POは,本学の職員の中からコア長が指名する者をもって充て,コア長の命を受け,それぞれPOの業務を補佐する。

4 PO及び副POの任期は,2年とし,再任を妨げない。ただし,欠員が生じた場合の後任者の任期は,前任者の残任期間とする。

(ユニット長・副ユニット長)

第10条 ユニット長は,本学の職員の中からコア長が指名する者をもって充て,コア長の命を受け,当該ユニットにおける業務を掌理する。

2 各ユニットにそれぞれ副ユニット長を置くことができる。

3 副ユニット長は,本学の職員の中からコア長が指名する者をもって充て,コア長の命を受け,それぞれユニット長の業務を補佐する。

4 ユニット長及び副ユニット長の任期は,2年とし,再任を妨げない。ただし,欠員が生じた場合の後任者の任期は,前任者の残任期間とする。

(運営会議)

第11条 IMaCに,IMaCの業務に関する重要事項を審議するため,岡山大学イノベーションマネジメントコア運営会議(以下「会議」という。)を置く。

2 会議に関し,必要な事項は,別に定める。

(プロジェクトチーム)

第12条 第4条に規定するプロジェクトチームのメンバーは,本学の職員の中からPMOの推薦に基づき,コア長が決定する。

2 各プロジェクトチームにその管理を行うプロジェクトマネージャー(以下「PM」という。)を置き,POと連携して業務を遂行する。

(参与)

第13条 IMaCに,参与を置くことができる。

2 参与は,コア長の求めに応じ,IMaCの業務に対して助言又は提案を行う。

3 参与に関し,必要な事項は別に定める。

(事務)

第14条 IMaCの事務は,関係組織の協力を得て,研究・イノベーション共創管理統括部において処理する。

(雑則)

第15条 この規程に定めるもののほか,IMaCに関し必要な事項は,コア長が別に定めることができる。

1 この規程は,令和3年10月1日から施行する。

2 岡山大学オープンイノベーション機構の設置に関する規程(令和元年岡大規程第92号)は,廃止する。

3 この規程の施行後最初に指名される副コア長,PO及び副PO並びにユニット長及び副ユニット長の任期は,第8条第6項第9条第4項並びに第10条第4項の規定にかかわらず,令和5年3月31日までとする。

(令和5年3月29日規程第34号)

この規程は,令和5年4月1日から施行する。

(令和6年3月29日規程第53号)

この規程は,令和6年4月1日から施行する。

岡山大学イノベーションマネジメントコアの設置に関する規程

令和3年9月30日 岡大規程第85号

(令和6年4月1日施行)