○岡山大学高等先鋭研究院先鋭研究群の設置に関する規程
令和6年8月21日
岡大規程第110号
(趣旨)
第1条 この規程は、岡山大学高等先鋭研究院の設置に関する規程(令和5年岡大規程第89号。以下「研究院の設置に関する規程」という。)第6条第3項の規定に基づき、先鋭研究群の設置に関し、必要な事項を定める。
(目的)
第2条 先鋭研究群は、岡山大学高等先鋭研究院(以下「研究院」という。)の中に人材や資金等を戦略的に配分する「研究特区制度」に位置づける。先鋭研究群では、本学の強みである研究分野に世界トップレベル研究者の集約や資源の傾注を行うことで研究を先鋭化させ、研究界における国際トップサークルを先導するとともに異分野融合によりイノベーティブな研究・技術開発等を推進することを目的とする。また、研究・技術開発等の高度化を推進するなかで、次世代の世界トップレベル研究者群を育成する。
一 卓越した研究領域のさらなる進化から世界的にインパクトをもたらす研究成果の創出と異分野融合による世界的な課題解決のための社会実装の加速
二 大型プロジェクト、大型研究資金及び産学官連携による共同研究費等の獲得
三 先鋭研究群を推進する研究者に対する一定期間研究に専念できる環境及び待遇の提供
四 研究院及びグローバル最先端異分野融合研究機構との連携による研究者層の厚みの強化
五 先鋭的研究の成果等の大学院教育等への波及
六 研究成果の内外への発信
七 研究の高度化を推進する中で次世代を担う世界トップレベル研究者群の育成
八 その他前条に定める目的を達成するために必要な事項
(先鋭研究群の指定)
第4条 学長は、前2条の研究成果の創出を先導するため、社会的要請や国内外の研究動向等を踏まえ、研究IRにより世界トップレベル研究者を集結させ、先鋭研究群を構想する。
2 先鋭研究群の指定は、研究院の設置に関する規程第5条に基づき、岡山大学高等先鋭研究院運営協議会(以下、「運営協議会」という。)の議決をもって行う。
3 先鋭研究群の指定に関する基準等は別に定める。
4 先鋭研究群の指定は、事業成果に応じて3年ごとに見直し、必要に応じ、改組や廃止を行う。
(構成員)
第5条 先鋭研究群は、前条により組成される拠点であり、次の各項に定める構成員で組織する。
2 先鋭研究群に、拠点長を置き、研究院長が指名する。
3 拠点長の任期は、原則として3年とし、再任を妨げない。ただし、拠点長の任期の末日は、院長の任期の末日を超えることができない。
4 先鋭研究群に必要に応じ、拠点長の推薦により、副拠点長を置き、研究院長が指名する者をもって充てる。
5 副拠点長の任期は、原則として3年とし、再任を妨げない。ただし、副拠点長の任期の末日は、院長の任期の末日を超えることができない。
7 主任研究者の認定に関する基準等は別に定める。
9 先鋭研究者の認定に関する基準等は別に定める。
10 主任研究者及び先鋭研究者の認定は、社会的要請や国内外の研究の動向、研究者個人の業績等に応じて3年ごとに見直し、認定の更新や解除を行う。
11 先鋭研究群に若手研究者を複数人置くことができる。
12 先鋭研究群に連携研究者を複数人置くことができる。
13 構成員に関する諸規則等の適用については、特区として扱う事項以外は、構成員の所属部局の諸規則等に従う。
(運営協議会)
第6条 先鋭研究群の運営方針、研究特区としての制度、業務に関する重要事項等は、研究院の設置に関する規程第5条に基づき審議する。
(事業計画、実施状況報告及び最終報告)
第7条 拠点長は、社会的要請や国内外の研究の動向等を踏まえ、それぞれの先鋭研究群に係る中期目標及び中期計画に相応する事業計画を作成しなければならない。
2 拠点長は、事業計画及び実施状況について、毎年度、運営協議会に付議し、助言を受けるものとする。
3 拠点長は、前項の助言に応じて、目標が達成できるよう事業計画の変更、体制の見直しを行うこととする。
(事務)
第8条 先鋭研究群に関する事務は、関係部局の協力を得て、研究・イノベーション共創管理統括部において処理する。
(雑則)
第9条 この規程に定めるもののほか、先鋭研究群に関し、必要な事項は別に定める。
附則
1 この規程は、令和6年8月21日から施行し、令和6年8月7日から適用する。
2 令和6年度中に指定を受ける先鋭研究群については、以下のとおりとする。
一 第4条第4項の規定にかかわらず、先鋭研究群の指定は、令和9年度末までの実績をもって見直すこととする。
二 第5条第3項の規定にかかわらず、拠点長の任期は、原則として令和9年度末までとする。
三 第5条第5項の規定にかかわらず、副拠点長の任期は、原則として令和9年度末までとする。
四 第5条第10項の規定にかかわらず、主任研究者及び先鋭研究者の認定は、令和9年度末までの実績をもって見直すこととする。